「行政回収」と「集団回収」と「拠点回収」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「行政回収」と「集団回収」と「拠点回収」の違いとは?生活・教育

資源ごみの回収方法には「行政回収」「集団回収」「拠点回収」というものがあります。

これら三つの回収方法にはどのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、「行政回収」「集団回収」「拠点回収」の違いを分かりやすく説明していきます。

「行政回収」とは?

「行政回収」とは、市区町村などの地方自治体が主体となって行う回収方法のことです。

地方自治体が委託した回収業者がごみ集積所を回り資源ごみを回収します。

回収品目は地方自治体が決めており、品目ごとに回収曜日も決められています。

ごみ回収にかかる費用が比較的安く済むというメリットがあります。


「集団回収」とは?

「集団回収」とは、地域の登録団体(町内会や自治会、PTAなど)と登録業者(回収業者)が主体となって行う回収方法のことです。

地方自治体の財政支出が少なくて済み、回収量などに応じて地方自治体から奨励金が交付されるので、登録団体の活動費としても使え、登録業者への奨励金交付により地域経済の活性化にもつながるというメリットがあります。


「拠点回収」とは?

「拠点回収」とは、市区町村などの地方自治体が主体となって行う回収方法のことです。

役所などの施設内やごみステーションに回収ボックスを設けて、住民が回収ボックスに各々分別してごみを捨てます。

ごみ収集車が必要ないので人件費がかからずに済み、回収ボックスの中にはすでに分別されたものが入れられている為、事後の処理がしやすいというのがメリットです。

また、住民各々が分別する作業をすることから、ごみのリサイクルに対する意識が高められるという効果もあります。

「行政回収」と「集団回収」と「拠点回収」の違い

「行政回収」は、「市区町村などの地方自治体が主体」となって「自治体が委託した回収業者が回収」する方法です。

回収費用が比較的安く済むメリットがありますが、自治体により回収品目や品目ごとの回収日などが決められている為、融通が利きにくいというデメリットもあります。

「集団回収」は、「地域団体(町内会や自治会、PTAなど)と登録業者(回収業者)が主体」となって行う回収方法です。

「回収は登録業者が行います」

自治体が主体ではない為、財政支出は少なくて済みます。

回収品目や品目ごとの回収日などは地域団体と回収業者が相談して決める為、比較的融通が利きやすいというメリットがあります。

「拠点回収」は、「市区町村などの地方自治体が主体」となって「自治体が設置した回収ボックスに住民が分別」して捨てる方法です。

回収にかかる費用が三つの方法の中で一番安く抑えられる方法です。

住民側からすると一番手間のかかる回収方法ですが、行政側からすると財政支出が少なくて済み、比較的手間もかからないというメリットがあります。

まとめ

ごみ出しというのはとても手間のかかる作業ですが、そのごみを出すのは自分自身です。

回収作業をしてくれる人たちに感謝しつつ、ごみのリサイクルについて考えてみてはいかがでしょうか。