「オブジェクト」と「オブジェ」と「モニュメント」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「オブジェクト」と「オブジェ」と「モニュメント」の違いとは?専門用語・業界用語

この記事では、「オブジェクト」「オブジェ」「モニュメント」の違いを分かりやすく説明していきます。

「オブジェクト」とは?

物体や物、目標物、対象、目的語、客体などの意味を持つ英語で、そのまま日本語に翻訳すると「物体」です。

コンピューターの用語としてはアイコンやサイドバー、ボタンなど操作の対象になるものを指します。

また、描画ソフトにおける絵の一部分となる要素もオブジェクトと呼びます。

コンピューター用語としての使用例が比較的多くなっており、オブジェクトという言葉を企業名などに使うケースはかなり少なくなっています。


「オブジェ」とは?

物体や物、目標物、対象などの意味を持つフランス語で、英語のオブジェクトとほぼ同じ意味の言葉ですが、美術での使用例が多く、日本では立体造形物や立体の芸術品、置物をオブジェという場合が多く見られます。

「浅草のアサヒビールの雲形のオブジェ」「上井草のガンダムのオブジェ」などの使用例があり、車や鉄道車両のような移動はしないという定義も含まれます。

また、「ブロンズ像」などのように素材は定義しないことも特徴です。

一般でも買えるオブジェという概念もあり、動物の形や様々な造形のものがあり、時計の機能がついたもの程度はオブジェとも言えるでしょう。


「モニュメント」とは

地域の歴史を記すことや、人物のブロンズ像などの形でゆかりのある人物の功績を讃えたり、災害への慰霊・鎮魂などを目的として建造される像や碑石などの碑、塔などの建造物を指し、都市のシンボル、ランドマークとしての機能や文化を象徴する役割も持っています。

日本の観光地にはたいてい存在しており、フランスの凱旋門や大阪の太陽の塔など、人よりも大きなサイズのものも見られます。

やはり芸術的要素が高く、新たに作られたモニュメント自体には展望台や照明程度の機能しか持たないケースが一般的です。

「オブジェクト」と「オブジェ」と「モニュメント」の違い

「オブジェクト」「オブジェ」はオブジェクトが英語、オブジェがフランス語で、物体、物、目標物、対象、目的語などの意味を持っていますが日本ではオブジェはより芸術に寄った使われ方をしており、オブジェクトは「物」と言い切るような使い方になります。

コンピューター用語としての使用がとても多いのもオブジェクトです。

オブジェとモニュメントはオブジェが芸術であることを目的とした芸術作品なのに対し、モニュメントは物事を記念して建造された建造物で、芸術家によって作られたものであっても、その地にゆかりのあるテーマとしたものになっている点が異なります。

モニュメントはオブジェクトと言えなくもないですが、記念して作られたという思い入れが大きいため、オブジェクトとサスにはふさわしくないでしょう。

まとめ

「オブジェクト」「オブジェ」「モニュメント」「オブジェクト」「オブジェ」「モニュメント」は日本ではオブジェが最も芸術品としての位置にあり、記念、祈念など土地ゆかりの思いが多く含まれたものが「モニュメント」となります。

「オブジェクト」はこの比較では単なる物体となりますが、実際の使用ケースは少なめです。