この記事では、「記載」と「表示」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。
「記載」とは?
「記載」は「きさい」と読む言葉で、「書物や書類などに特定の事柄を書き記すこと」またはその内容を意味します。
漢字の「記」には「書き留める」「書きつけたもの」「心に留める」といった意味があり、「載」には「物をのせる」「書き記す」などの意味が含まれています。
「表示」とは?
「ひょうじ」と読む「表示」は、「明確に表し示すこと」または「図や表で示すこと」を意味する言葉です。
そのほか、「何かの兆候」という意味も持っています。
「表」は「物事の外側」「あらわす」などを意味し、「示」は「さし示す」「おしえる」といった意味があります。
「記載」と「表示」の違い
「記載」と「表示」の違いを分かりやすく解説します。
「記載」は「書物や書類などに書いて記すこと」もしくはその内容を意味し、「何らかの事柄を書いてのせる」という意味合いが強い言葉です。
一方、「表示」は「明らかに表し示すこと」を意味し、「内容や意思といったものを外部にはっきり示す」という意味合いが強い印象があります。
また、「表示」は「図表で示すこと」や「兆し」といった意味で使用されることもあります。
「記載」の例文
「記載」は「〜に記載する」や「〜に記載されている」のように使用します。
また、他の言葉と組み合わせて使うこともあります。
・『追加の項目を資料に記載する』
・『詳細情報はウェブサイトに記載されています』
・『記載事項をチェックする』
「表示」の例文
「表示」は「〜に表示する」「〜を表示する」などのように用います。
「兆し」という意味で使われる機会はあまりありませんが、この機会に覚えておきましょう。
・『原材料の一覧をパッケージに表示する』
・『今年度の売上額を表示する』
・『この現象は悪いことが起きる表示に違いない』
まとめ
「記載」は「書物や書類などに書き記すこと」を意味し、「表示」は「明確に表し示すこと」「図表を使って示すこと」「兆候や兆し」を意味します。
双方の使い方も参考にして、シーンに合わせて使い分けてください。
