「帝国」と「王国」の違いとは?分かりやすく解釈

「帝国」と「王国」の違いとは?分かりやすく解釈言葉の違い【2語】

この記事では、「帝国」「王国」の違いを分かりやすく説明していきます。

「帝国」とは?

帝国は、ていこくと読むのが正解な言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、最高の支配者という意味を持っている帝の漢字に、こっかやこくどといった意味を所有する国の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

故に帝国は、皇帝が統治を行う国家を表すのです。


「帝国」の言葉の使い方

帝国は、皇帝が統治者として君臨している国という意味で使われています。

皇帝とは、複数の王国を支配している人物であり、そんな皇帝が支配している国に対してこの帝国という言葉が使用されているのです。


「王国」とは?

王国は、おうこくと読むべき言葉となっています。

漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、君主とか国家や領地を治める最高位の人物という意味の王の漢字に、くにという意味がある国の漢字を加える事で完成した言葉です。

以上の事から王国は、王が統治する国を示します。

「王国」の言葉の使い方

王国は、王が主権者となっている国という意味で用いられる言葉です。

ただし王とは、単一民族国家の長の事であり、その様な形で王が統治している国の事を、王国と呼んでいます。

「帝国」と「王国」の違い

帝国と王国の漢字表記を比べれば、即座に最初の漢字が帝と王という相違点がある事に気付けるものです。

所が後に続くのは同じ国であり、表現する意味も似ている点が厄介だったりします。

とはいえ帝国は、皇帝が支配する国を表すのです。

一方の王国は、王が支配して統治している国を示します。

まとめ

2つの言葉は共通する漢字が指し示す様に、どちらも国家形態に関する意味を指し示す言葉です。

ただし支配体制に違いがあり、帝国は複数の国を支配する皇帝が統治する国という意味で使われる言葉となっています。

対する王国は、単一民族国家の長である王が統治する国に対して、用いられる言葉です。