この記事では、「山門」と「鳥居」の違いを分かりやすく説明していきます。
「山門」とは?
山門は、さんもんと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、やまという意味を持っている山の漢字に、建造物の出入り口といった意味を有する門の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ山門は、寺院の正門や寺院自体を表すのです。
「山門」の言葉の使い方
山門は、寺院や寺院の門という意味の言葉として使われています。
というのも元々、寺院は山に建てられていた名残りから、平地にある寺院の門に対しても、山門という言葉が利用されているのです。
「鳥居」とは?
鳥居は、とりいと読むべき言葉となっています。
漢字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事となりますが、とりという意味の鳥の漢字に、いるという意味がある居の漢字を付け足す事で誕生した言葉であり、神に供えた鳥が居る止まり木といった意味で鳥居と名付けられたのです。
以上の事から鳥居は、神社の神域を象徴する門を示します。
「鳥居」の言葉の使い方
鳥居は、神社において神域を指し示す門という意味の言葉として用いられているのです。
要するに神社の神域と人間が住む俗界を区別するための門、といった言葉としてこの鳥居は駆使されています。
「山門」と「鳥居」の違い
山門と鳥居の漢字表記を見比べると、使用されている漢字も読み方も違う言葉同士であると気付けるものです。
所が共に、門に関連した意味を所有する言葉であるという共通点もあります。
とはいえ山門は、寺院の門という意味を表すのです。
一方の鳥居は、神社の神域を示す門を意味する言葉となっています。
まとめ
2つの言葉には共通する漢字はないものの、どちらも門に関する意味合いがあるのです。
ただし山門は、寺院の門や寺院自体を表現する言葉として使われています。
対する鳥居は神社の神域と俗世を区別するための門を意味する言葉として、用いられているのです。