この記事では、「さしあたって」と「さしあたり」の違いを分かりやすく説明していきます。
「さしあたって」とは?
「さしあたって」の意味は以下の通りです。
1つ目は「先のことはともかくとして、今のところ」という意味です。
2つ目は、「今しばらくの間は」という意味です。
「さしあたって」の言葉の使い方
「さしあたって」は副詞として「さしあたって思い浮かばない」などと使われます。
漢字で「差し当って」と書き、「差し」は動詞「差す」の連用形で「語調を整えたり、後に続く言葉の意味を強める接頭辞」という意味、「当たって」は動詞「当たる」の連用形「当たり」に助詞「て」が付いた「当たりて」の促音化、「当たる」は「ものごとや人が直面、接触する」という意味です。
「さしあたって」で「現在直面したり接触していること」になり、基本的に会話で使われることが多くなります。
「さしあたり」とは?
「さしあたり」の意味は、「さしあたって」と同じです。
「さしあたり」の言葉の使い方
「さしあたり」は、副詞として「さしあたり問題ない」などと使われます。
漢字で「差し当たり」と書き、上記で紹介した「さしあたって」の語源です。
基本的に、「さしあたって「さしあたり」共に意味は同じですが、「さしあたり」は会話や文章に幅広く使われる表現です。
「さしあたって」と「さしあたり」の違い
「さしあたって」は「今のところ」「今しばらくの間」という意味、口語で使われます。
「さしあたり」は「さしあたって」と同じ意味、口語・文語で使われます。
「さしあたって」の例文
「さしあたって」の例文は以下の通りです。
・『さしあたって必要なものを揃える』
・『さしあたって使う予定はない』
・『さしあたって不満や文句はない』
「さしあたり」の例文
「さしあたり」の例文は以下の通りです。
・『さしあたりこの方法で参ります』
・『さしあたり資金は十分あります』
・『さしあたり結婚する予定はありません』
まとめ
今回は「さしあたって」と「さしあたり」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。