「レッチーノ」と「シプレッシーノ」はある植物に関係する言葉ですが、意味が異なるため区別して覚える必要があります。
この記事では、「レッチーノ」と「シプレッシーノ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「レッチーノ」とは?
「レッチーノ」は「モクセイ科の常緑高木であるオリーブの一種」を意味します。
イタリアのトスカーナが原産で、気候の変化などに順応しやすく現在は世界中で普及しています。
病気にも強いことから、初心者に推奨されることが多い品種です。
なお、アルファベットでは“leccino”と表記します。
「シプレッシーノ」とは?
「シプレッシーノ」は「モクセイ科の常緑高木に属するオリーブの品種のひとつ」を意味し、「チプレッシーノ」と呼ばれることもあります。
原産地はイタリアのシチリア島ですが、比較的栽培が容易なため世界の様々な地域に広まっています。
アルファベットでは“cipressino”と記されます。
「レッチーノ」と「シプレッシーノ」の違い
「レッチーノ」も「シプレッシーノ」も「イタリア原産のオリーブの品種」という意味を持つ点は共通していますが、次のような違いがあります。
「レッチーノ」は枝が横に広がるように成長する「開帳型」のオリーブで、丸みを帯びた葉と小さめの実をつけるのが特徴です。
成長速度が速く、大きく育つためシンボルツリーにも適しています。
暑さや寒さ、乾燥に耐えやすく、病害虫にも強いため初心者でも比較的育てやすい品種とされています。
一方、「シプレッシーノ」は上に向かって成長する「直立型」のオリーブで、シルバーグリーンの大きな葉と小さめの実をつけるのが特徴的です。
枝葉のまとまりが良いほか、何百年も育つ長寿のオリーブといわれています。
病気や害虫、気候の変化にも強いため、栽培しやすい品種としても知られています。
まとめ
「レッチーノ」は「樹形が開帳型の、丸みのある葉を持つオリーブ」を示し、「シプレッシーノ」は「樹形が直立型の、シルバーグリーンの大きな葉をつけるオリーブ」を示します。
双方共に育てやすい品種といわれていることもチェックしておきましょう。
ぜひ植物の品種の違いを知る参考にしてください。