この記事では、「塩水うに」と「生うに」の違いを分かりやすく説明していきます。
「塩水うに」とは?
殻から丁寧に取った身を、海水と同じ程度の塩分が含まれている塩水にしっかり漬けたものを「塩水うに」【えんすいうに】といいます。
この手間でうにが鮮やかに出るのと、旨みが出るようになるのです。
また、ミョウバンは入れていないので甘みも感じられて、ご飯と一緒に美味しく食べられます。
賞味期限は少し短くなってしまいますが、黒ずんでしまったり、溶けてどろどろになりにくいのが指示されています。
ただ、手間がかかる分だけ価格は高くなるわけです。
「生うに」とは?
海から取り出した後に殻を割り、洗うといった最低限の工程で市場に出されるのが「生うに」【なまうに】です。
希少価値が高い天然の「生うに」は気温が高くなる6月から夏真っ盛りで、日本では濃厚な味が楽しめるキタムラサキウニが1番よく食べられている品種になります。
余計な味付けはされないため、うに本来の味がしっかり味わえるのが魅力です。
そのため、殻から取り出した後は素早く店に発送されてうに丼にして客へ提供されたり、すし屋で軍艦巻きにして食べられるのです。
「塩水うに」と「生うに」の違い
ここでは「塩水うに」と「生うに」の違いを、分かりやすく解説します。
水揚げした後、身を海水のように塩分を含む水の中に入れたものを「塩水うに」と呼びます。
型崩れもしにくくなり、色も美しく出るのが塩水の効果です。
ミョウバンも使っていないので甘みをしっかり感じられるようになります。
ただ、賞味期限がそれほど長くないので早めに食べる必要がある海鮮です。
もう一方の「生うに」は、三陸沖のうにが多く市場に出ていて、旬は9月から1月と長いのも養殖も盛んに行われています。
かたや「生うに」は天然が主流であり、養殖されたものはありません。
まとめ
うにを取り上げましたが、加工に違いが見られます。
どういった手間をかけるか比較してみれば、その違いが具体的に分かるようになるでしょう。