「ミスト」と「スプレー」は具体的にどのようなもので何が違うのでしょうか。
この記事では、「ミスト」と「スプレー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ミスト」とは?
「ミスト」とは、「液体を霧状にして噴霧すること」を意味する言葉です。
整髪料や薬剤などを使う時に液体のまま使うのではなく、細かい霧状にして散布することを表します。
一般的には霧吹きの原理を使って噴霧する整髪料や化粧品類を表す意味で使うことが多く、比較的大きめの粒子を飛ばすのが特徴です。
「スプレー」とは?
「スプレー」とは、「液体に圧力をかけて噴射すること」を意味する言葉です。
密閉容器内で液体に圧力を加え勢いよく外に押し出して噴出させる仕組みを指します。
一般的には容器の中にガスなどを充填して圧力を高め、液体から細かい粒子にして散布する整髪料や化粧品を表す意味で使われています。
高圧で散布するので粒子の決めが細かく、吹き付けたところにまんべんなくなじむのが特徴です。
液体と空気を撹拌して吹き付ける「泡スプレー」や「ムーススプレー」も存在します。
「ミスト」と「スプレー」の違い
「ミスト」と「スプレー」の違いを、分かりやすく解説します。
「ミスト」と「スプレー」の違いは「表しているもの」です。
どちらも液体を散布する方式を表す言葉ですが「ミスト」は散布された液体の状態を表しているのに対し「スプレー」は圧力を利用して散布する仕組みを表しています。
圧力を利用して液体を霧状に散布するものは「ミスト」であると同時に「スプレー」でもあるので「ミストスプレー」と呼ばれます。
「ミスト」の例文
・『ミストタイプの整髪料を使っている』
・『ミストで髪を整える』
「スプレー」の例文
・『スプレータイプの殺虫剤』
・『スプレーで全体になじませる』
まとめ
「ミスト」と「スプレー」は同じような意味で使われがちですが本来の意味は全く異なります。
それぞれが何を指しているのかきちんと理解して使い分けましょう。