「図らずも」と「図らずしも」の違いとは?分かりやすく解釈

「図らずも」と「図らずしも」の違いとは?言葉の違い【2語】

アドベンチャーがテーマの映画などで、思いがけず感動して泣いてしまうような時に「図らずも、泣いてしまいました」という表現することがあります。

この「図らずも」とはどういう意味でしょうか。

また、「図らずしも」とは、どう違うのでしょうか。

この記事では、「図らずも」「図らずしも」の違いを分かりやすく説明していきます。

「図らずも」とは?

「図らずも」とは、「思いがけなく」とか「予想せず」というような意味で使用する言葉で、多くの場合は、それが意外であったという状態の時に使います。

「図る」とは、もともと「意図する」という意味で、「ず」に否定の意味があり、「も」は後の文章への接続です。

英語では「unintentionally」が近いでしょう。

この単語は、意図してという意味の「intentionally」「un」が付いて否定表現になったものです。


「図らずしも」とは?

「図らずしも」とは、前述の「図らずも」に似た表現のように見える言葉ですが 実際には存在しない言葉です。

おそらく、「図らずも」「必ずしも」という2つの言葉を混同して覚えた結果だと考えられます。

ちなみに「必ずしも」とは、「必ずそうであるわけでは無い」という意味の言葉です。


「図らずも」と「図らずしも」の違い

「図らずも」「図らずしも」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つの言葉は、似たような言葉で意味も似たようなものだろうと思っている人もいるかもしれませんが、実はすでに記述したように「図らずしも」などという言葉は存在しません。

したがって、2つの違いを論じること自体ナンセンスということになります。

まとめ

この記事では、「図らずも」「図らずしも」の違いを、解説してきました。

「図らずしも」という言葉は無いと解説しましたが、このように似た響きの言葉を混同するのは珍しいことではなく例えば有名な間違いである「的を得ている」などもそのひとつです。