「一画」と「一角」の違いとは?分かりやすく解釈

「一画」と「一角」の違いとは?言葉の違い【2語】

「一画」「一角」はどちらも場所の一部を表す言葉です。

2つの言葉はどのような意味の違いで区別されているのでしょうか。

今回は、「一画」「一角」の違いを解説します。

「一画」とは?

「一画」とは、「いくつかに区切られている広い土地の一つ」を指す言葉です。


「一画」の使い方

開発された分譲地や整備された駐車場は広く平らな土地がいくつかに区切られそれぞれの所有者や利用者に割り当てられています。

このように広い土地をいくつかに区切り個別のものとして扱うときの区切られたスペース一つを指す言葉が「一画」です。

あらかじめ区切られている区画を指す言葉なので大きさや形状などはあらかじめ決まっています。


「一角」とは?

「一角」とは、「広い場所の片隅」を指す言葉です。

「一角」の使い方

ある場所の端に位置する一部分のことを「片隅」といいます。

広さやスペースの形状などに特に決まりはありませんが全体の面積と比べてさほど広くない小さな一部分を表す言葉です。

「一角」とは角に当たる部分の一つ、つまり端の方の場所を表す言葉で「片隅」と同じような意味合いで使います。

「片隅」には中心ではない端のほうというニュアンスが強く含まれていますが「一角」はスペースの中の一部分を指す言葉で場所や広さはあまり関係がなく、中央に位置する広いスペースに対しても使う表現です。

「一画」と「一角」の違い

「一画」「一角」の違いは「区切り」です。

あらかじめ境界線で区切られているスペースの一つが「一画」、明確な区切りのあるなしに関わらず広いスペースの中にある一部分を指す言葉が「一角」という違いで区別されます。

「一画」の例文

・『駐車場の一画は大型車専用だ』
・『分譲地は一画ごとに売値が異なる』

「一角」の例文

・『フロアの一角に喫煙スペースを設ける』
・『会場の一角に出場者が集められた』

まとめ

「一画」「一角」は同じ場所の一部を表す言葉ですが区切られているかどうかの違いで使い分けます。

どのような性質のスペースなのかに注目して区別してください。