この記事では、「ご留意」と「ご注意」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ご留意(ごりゅうい)」とは?
まず、「留意」は「ある物事を心に留め、気をつけること」という意味を表す言葉です。
「ご留意」とは、その「留意」に尊敬を表す接頭辞「御(お/ご)」をつけた表現であり、相手の「留意」という行為を高めて、尊敬語とする表現になります。
「ご留意」の使い方
「ご留意」は心に留め置いて、長期に渡って気をつけて下さいという意味合いで使われています。
「ご注意(ごちゅうい)」とは?
まず、「注意」は「気をつけること」や「気を配ること」、「不測の事態が起こらないように警戒すること」、「気をつけるように忠告すること」などの意味を表す言葉です。
「ご注意」とは、その「注意」に尊敬を表す接頭辞「御(お/ご)」をつけた表現であり、相手の「留意」という行為を高めて、尊敬語とする表現になります。
「ご注意」の使い方
「ご注意」はその時その時の状況に対など、一時的に気をつけて下さいという意味合いで使われています。
「ご留意」と「ご注意」の違い
「ご留意」は時間的にいうと、長期に渡って気をつけて下さいというニュアンスを含める敬語表現です。
対して、「ご注意」は時間的にいうと、一時的に気をつけて下さいというニュアンスを含める敬語表現になります。
「ご留意」の例文
・『価格は常に変動する可能性があるので、ご留意の上でご利用をお願いします』
・『機材をご使用の際は、水濡れを避けるようご留意をお願いいたします』
「ご注意」の例文
・『足下にご注意ください』
・『エレベーターをご使用の際は、閉まる扉にご注意ください』
まとめ
「ご留意」は(長期に渡って)心に留め置いて、気をつけて下さいという意味を表す敬語表現です。
対して、「ご注意」は(その時その時や一時的に)気をつけて下さいという意味を表す敬語表現でした。