この記事では、「ご覧ください」と「ご覧になってください」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ご覧ください」とは?
「ご覧になってください」を簡潔的に省略した言葉を「ご覧ください」【ごらんください】といいます。
省略形として使う言葉であり、職場の人にお願いごとするとき使う言葉として使うわけです。
慣用的に使う言葉であり、「見ること」は「ご覧」という意味があり、敬語表現として使います。
相手に何か勧める場面で丁寧に伝える敬語として使われている言葉です。
「ご覧になってください」とは?
「見てください」を目上の人へ丁寧に伝える敬語表現が「ご覧になってください」【ごらんになってください】です。
「ご覧になる」という尊敬語に「ください」という丁寧な補助動詞を掛け合わせた作られる言葉です。
主に、接客業の店員が客に対して「よろしければ服を手に取って見てもらいたい気持ちを込めて使います。
また、上司に「座ってゆっくり商品や書類を見て欲しい」と伝えるとき使われている言葉です。
「ご覧ください」と「ご覧になってください」の違い
「ご覧ください」と「ご覧になってください」の違いを、分かりやすく解説します。
部下が上司に開発した商品を見せて、評価してもらいたいと思うときに使う言葉が「ご覧ください」です。
また、客に対して商品を見て欲しいと思うときの丁寧語として使う場合もあるなど、「ご覧になってください」よりは堅苦しくない言葉として選ばれています。
もう一方の「ご覧になってください」は、客や上司に「見てほしい」と思うものを気兼ねなく目を通したり、実際に使って魅力を楽しんで欲しいと思う気持ちを丁寧に伝えるときに使う言葉です。
「ご覧ください」の例文
・『前もって郵送した2冊の資料をじっくりご覧ください』
・『ご遠慮なさらずに、もう少し近づいて催しをご覧ください』
「ご覧になってください」の例文
・『前に出て商品を操作して、じっくりご覧になってください』
・『受付で製品の情報が書かれた資料をご覧になってください』
まとめ
同じ意味を持つ言葉を2つ取り上げましたが、より丁寧な言い方するのが「ご覧になってください」であり、堅苦しさを取り払ったのが「ご覧ください」と覚えるといいでしょう。
