「つきまして」と「従いまして」の違いとは?分かりやすく解釈

「つきまして」と「従いまして」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「つきまして」「従いまして」の違いを分かりやすく説明していきます。

「つきまして」とは?

「つきまして」とは、「そういうわけで」「そこで」「そのため」「○○について」「○○にかんして」という意味で用いられるフレーズです。

漢字では「就きまして」と表記されます。


「つきまして」の使い方

「つきまして」「そのため」「そこで」などの意味を表す接続詞としてや、「○○について」「○○にかんして」という意味を表す敬語表現として使われています。


「従いまして」とは?

「従いまして」とは、「そういうわけで」「そこで」「そのため」「従って」という意味で用いられるフレーズです。

「従いまして」「従って」に丁寧語である「ます」を付け加えた敬語表現であり、「従って」「だから」「それゆえ」のように、先に述べた条件に後から述べた事柄が順当に起こることを表します。

「従いまして」の使い方

「従いまして」「そういうわけで」「そこで」「そのため」などの意味を表す接続詞としてや、「従って」を丁寧語にした動詞として使われています。

「つきまして」と「従いまして」の違い

「つきまして」は接続詞として、「そういうわけで」「そこで」「そのため」の他、「○○について」「○○にかんして」という意味でも用いられている表現です。

対して、「従いまして」も同じく接続詞として、「そういうわけで」「そこで」「そのため」と用いられている他、「従って」の丁寧語としても用いられている表現になります。

つまり、二語は接続詞として部分的に同じ意味を表す類義語の関係に当たると解釈できます。

「つきまして」の例文

・『つきましては、下記に記されている内容をご確認いただければと思います』
・『つきましては、現在確認を行っておりますので、もう少々お待ちください』

「従いまして」の例文

・『従いまして、この件については一旦保留とさせていただきたく存じます』
・『上層部の命に従いまして、この度、責任者を務めることとなりました』

まとめ

「つきまして」「従いまして」は接続詞としては同じ意味を表す類義語ということでした。