「月並みですが」と「月並みな感想」の違いとは?分かりやすく解釈

「月並みですが」と「月並みな感想」の違いとは?言葉の違い【2語】

「月並みですが」「月並みな感想」はそれぞれ何を意味しどのような違いがあるのでしょうか。

今回は、「月並みですが」「月並みな感想」の違いを解説します。

「月並みですが」とは?

「月並みですが」とは、「見せるものが平凡でありふれているとへりくだって言う時の表現」です。


「月並みですが」の使い方

ごく普通にありふれていて面白味に欠けることを「月並み」といいます。

毎月恒例で行われる行事のように変わり映えのしない様を表す言葉で、一般的には持参したお土産や提案など見せるものが変わったものではなくありふれたものであるとへりくだって言う時に使います。

珍しいものや変わった案をわざわざ用意したと押し付けがましい気持ちを出さない意味で使う表現です。


「月並みな感想」とは?

「月並みな感想」とは、「面白味に欠けるありふれた感想」を指す言葉です。

「月並みな感想」の使い方

ある物事について思ったり感じたりしたことを言葉にまとめたものを「感想」といいます。

感想は個人の考えや感じ方そのもので人それぞれ違いますが、同じものに対する感想はどうしても似通ってしまいます。

新しい視点や斬新な考えがない他の人と同じような感想を表す言葉が「月並みな感想」です。

「月並みですが」と「月並みな感想」の違い

「月並みですが」「月並みな感想」はどちらも平凡でありふれていることを表しますが使う場面と対象が違います。

「月並みですが」が相手に贈り物などを渡す時にへりくだる意味で使う言葉なのに対し「月並みな感想」は考えや感じ方に他と違ったところがなく平凡な感想であることを表す意味で使います。

「月並みですが」の例文

・『月並みですがお受け取りください』
・『月並みですが地元の名物をお持ちしました』

「月並みな感想」の例文

・『どこかで聞いたことがあるような月並みな感想だ』
・『月並みな感想ばかりで参考にならない』

まとめ

「月並みですが」「月並みな感想」は使う場面と対象の違いで区別されます。

2つの言葉に共通している「月並み」の意味を正しく理解して使い分けましょう。