「身の引き締まる」と「身が引き締まる」の違いとは?分かりやすく解釈

「身の引き締まる」と「身が引き締まる」の違いとは?分かりやすく解釈言葉の違い【2語】

この記事では、「身の引き締まる」「身が引き締まる」の違いと意味を分かりやすく説明していきます。

「身の引き締まる」とは?

相手の言葉に緊張して気持ちがしっかりすることを「身の引き締まる」【みのひきしまる】といいます。

自分自身を表す「身」にたるんだ心がぴんと張ったように伸びれば、やる気を持って仕事に取り掛かるといった状態になるわけです。

「身の」というところは相手から失敗しないように注意されたり、強く忠告してもらったとき自分側が失敗しないよう言葉をしっかり受け止めて取り掛かります。


「身が引き締まる」

少し気を抜いていた状態のとき、周囲を見渡せばみな集中して仕事する姿を見て、自分もしっかりやろうと心を入れ替えて取り掛かることを「身が引き締まる」【みがひきしまる】といいます。

自らの意識で「やろう」と前向きに緊張を持ち、真剣に物事を前向きにやろうとする意欲を持つわけです。

それだけ自分の心が入れ替わるような言葉を言われたり、人の姿を見たとき「身が引き締まる思い」といいます。


「身の引き締まる」と「身が引き締まる」の違い

「身の引き締まる」「身が引き締まる」の違いを、分かりやすく解説します。

仕事で上司や周囲から頼りにされたとき、「頑張って」と言われた人は重圧とほどよい緊張感に包まれて「身の引き締まる」状態になるわけです。

主に、気持ちに渇を入れて新たな状態にするといった場面で使われています。

もう一方の「身が引き締まる」は、今までよりも一層真剣に物事に取り掛かるため気持ちを入れ替えるといった状態を表す言葉です。

「身の引き締まる」の例文

・『社長が期待を込めた言葉かけてきて、身の引きしまる思いをした』
・『やり手の上司に感謝された私は、身の引き締まる思いで机に向かった』

「身が引き締まる」の例文

・『周囲から期待されると身が引き締まり、俄然やる気が出る』
・『上司から労いの言葉を掛けられた私は身が引き締まった』

まとめ

とても似ている言葉を2つご紹介しましたが、使い方や意味に注意してうまく状況に合わせた使い方をしてみるといいでしょう。