「逢瀬を楽しむ」と「逢瀬を重ねる」にはどのような意味の違いがあるんでしょうか。
今回は、「逢瀬を楽しむ」と「逢瀬を重ねる」の違いを解説します。
「逢瀬を楽しむ」とは?
「逢瀬を楽しむ」とは、「人目を忍んで会う時間を楽しく過ごすこと」を意味する言葉です。
「逢瀬を楽しむ」の使い方
惹かれあっている男女が人目を忍んでこっそり会うことを「逢瀬」といいます。
恋愛感情による結びつきで会うことを指す言葉なので同性同士であっても恋愛関係にあり人目を忍んで合っていれば「逢瀬」に当たります。
他の人に見つからないよう隠れながら二人きりで会う時間を楽しく過ごすことを指す表現が「逢瀬を楽しむ」です。
二人だけでやった内容よりも二人で会ったことそのものを満喫し満ち足りた時間を過ごすことを表します。
「逢瀬を重ねる」とは?
「逢瀬を重ねる」とは、「人目を忍ぶ出会いを何度も繰り返すこと」を意味する言葉です。
「逢瀬を重ねる」の使い方
同じ行為や動作を何度も繰り返すことを「重ねる」といいます。
「逢瀬を重ねる」は逢瀬を繰り返すことで、人目を忍ぶ二人だけの出会いを何度も繰り返すことを指す表現です。
二人で出会うことそのものが逢瀬なので具体的な内容については同一でなくても構いません。
食事に行ったり映画を見たり旅行に出かけたりなど、実際の行動は違っていても二人だけで何度もこっそりと出会っているのなら「逢瀬を重ねる」という表現に当てはまります。
「逢瀬を楽しむ」と「逢瀬を重ねる」の違い
二人だけの出会いを楽しむのが「逢瀬を楽しむ」、二人だけの出会いを繰り返すのが「逢瀬を重ねる」という違いで区別されます。
「逢瀬を楽しむ」は充実した時間を過ごした質を表すのに対し「逢瀬を重ねる」は何度も繰り返した回数を表しています。
まとめ
「逢瀬を楽しむ」と「逢瀬を重ねる」は質と量の違いで区別されます。
最近はあまり使われないやや古めかしい表現ですがきちんと使い分けられるようにそれぞれの意味を知っておきましょう。