この記事では、「まず」と「まずは」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「まず」とは?
はじめに取り上げるべき事柄を伝えるとき使うのが「まず」です。
「先ず」という意味がある言葉で、「まず説明書の1ページから始めましょう」と集まった人に伝えてから会議を始めます。
また、「まず第一希望を教えてください」といえば、その人が何を強く求めているか聞き出したいとき使って相手が何をしてほしいか分かるのです。
「まずは」とは?
「まず」という言葉の意味をより強めたのが「まずは」であり、一番初めに取り上げるべきことは何かを伝えます。
使い方としては、「まずは英語から始めましょう」といい、どの教科よりも先にやらなければいけないと思うことを始めるわけです。
とりあえずこなすべきものを見つけて、終わらせたいと思う内容のとき「まずは終わらせてしまいましょう」といいます。
「まず」と「まずは」の違い
ここでは「まず」と「まずは」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも「まず」が入る言葉ですが、相手に対して「ひとまずやるべきこと」を提案して実行させるとき使うのが「まず」であり、その言葉を強めて使うのが「まずは」です。
「まずここを終わらせよう」と思うことを先に始めて、しっかり終わらせるといった状況で使いますが、「まずは」と使えば必ず先に実行しておいた方が無難といった場面で使う言葉です。
「まず」の例文
・『そのやり方でまず間違いないと先方に伝えて、正しく対処してもらった』
・『まずこちらから試しにやってから渡すと取引先相手に伝えた』
「まずは」の例文
・『まずはしっかり食事してから午後の大事な営業まわりに備えた』
・『具合が悪い弟を病院へ連れて行けたので、まずは安心した』
まとめ
どちらも似た言葉ですが、多少意味に違いがありますので、自分なりに異なる点を比較してからうまく使い分けてみるといいでしょう。