この記事では、「冷静」と「落ち着き」の違いを分かりやすく説明していきます。
「冷静」とは?
「冷静は「れいせい」と読みます。
意味は「感情に左右されず、理性を保っていられる状態でいること」という意味です。
「冷静」の言葉の使い方
「冷静」は名詞・形容動詞として「冷静だ・である」「冷静な判断」などと使われます。
「冷」は「つめ(たい)」とも読み「温度が低い」から転じて「感情を抑える」という意味、「静」は「しず(か)」とも読み「動きや物音がなくじっとしている」から転じて「心を乱さない」という意味、「冷静」で「感情を抑えて心を乱さないこと」になります。
「落ち着き」とは?
「落ち着き」は「おちつき」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとに気持ちや態度が動じないで、安定した状態であること」という意味です。
2つ目は「動いていたものごとが安定した状態になること」という意味です。
3つ目は「あるものが他のものとうまく調和すること」という意味です。
「落ち着き」の言葉の使い方
「落ち着き」は名詞として「落ち着きがある・ない」「落ち着き先」などと使われます。
「落ち」は動詞「落ちる」の連用形で「上から下へ移動する」から転じて「ものごとの程度や段階、価値や力などが下がる」というイ意味、「着き」は動詞「着く」の連用形が名詞化した言葉で「あるものが他のものや他の所まで達する」という意味、「落ち着く」で「ものごとの程度や段階がおさまった状態に達すること」になります。
「冷静」と「落ち着き」の違い
「冷静」は「感情を抑えて心を乱さないこと」です。
「落ち着き」は「ものごとの程度や段階がおさまった状態に達すること」です。
「冷静」の例文
「冷静」の例文は以下の通りです。
・『彼は常に沈着冷静だ』
・『ここは冷静に考えるべきだ』
「落ち着き」の例文
「落ち着き」の例文は以下の通りです。
・『興奮が冷めて落ち着きを取り戻す』
・『落ち着きのない子供の面倒を見る』
まとめ
今回は「冷静」と「落ち着き」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。