この記事では、「列挙する」と「並べる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「列挙する」とは?
ひとつひとつ並べあげること、という意味です。
健康のためにやりたい習慣がいくつかあるとします。
その事柄をひとつひとつあげていきます。
たとえば、野菜を食べる、ウォーキングをする、禁煙をするなどです。
このように、ひとつひとつをあげて言うことを意味します。
「世界の発酵食品を列挙する」という場合だと、チーズ、ヨーグルト、納豆、テンペ、ザワークラフトなどがあります。
このように、ひとつひとつをあげることをいいます。
「並べる」とは?
列を作って位置させる、いくつもの物を次々と置く、いくつもの事柄を次々と言うという意味です。
商品を店に置くことで説明をします。
新商品が入荷したので棚に置きます。
この商品はいくつもあるので、棚には列になった状態で置かれます。
このさまを「商品を並べる」といいます。
学校での教室の席は、縦や横に机が連なった状態になっています。
このさまも意味します。
今度はフセンのことで説明をします。
いくつかのフセンに、今日やるべき事柄を書きました。
これを優先度が高い順番で置いていきます。
このことを「優先度の高い順にフセンを並べる」といいます。
「列挙する」と「並べる」の違い
「列挙する」と「並べる」の違いを、分かりやすく解説します。
前者は、ひとつひとつを取りあげることです。
後者は、列を作って位置させる、いろいろな物を次々と置くという意味です。
いくつもの商品を棚に置くことは「商品を並べる」といい、「商品を列挙する」とはいいません。
トマトを使った料理をひとつひとつ数えあげていくことは、「トマト料理を列挙する」といい、「トマト料理を並べる」とはいいません。
「トマト料理を並べる」という場合は、実際に作った料理をテーブルに置いていくことをいいます。
まとめ
似たような意味を持つ2つの言葉ですが、意味は異なります。
一方はひとつひとつをあげること、もう一方は連なった状態に位置させること、次々と置くことを意味します。