この記事では、「小さい」と「こぢんまり」の違いを分かりやすく説明していきます。
「小さい」とは?
ものの形や容積などが占める場所の範囲が狭い、数量が少ない、程度がわずか、心が狭い、規模が普通よりも下、年齢が少ないという意味です。
たとえば、一般的に見るヒマワリの花の大きさが手のひらサイズだとします。
あるヒマワリは、花の大きさが人差し指の長さくらいです。
これは一般的なものよりも「小さい」といいます。
大人が自分の子どもの頃を指して「小さいころは」ということがあります。
これは、年齢が少ないという意味で用いています。
聞き取りにくい音量の声で話しているとします。
これは「声が小さい」といいます。
「こぢんまり」とは?
ものの形・容積・面積を占める場所の範囲が狭いながらも、程よくまとまり落ち着きのあるさまという意味です。
家のことで説明をします。
この家は、それほど面積がありません。
しかし、家の中は整えられており、庭は手入れされて整っており、心地よい空間が広がっています。
がちゃがちゃと乱雑な印象はまったくありません。
こういった家を「こぢんまりした家」といいます。
今度は宿のことで説明をします。
この宿は数組が泊まれる程度の規模です。
チェーン展開している宿泊施設のように、何百人も泊めることはできません。
規模は大きくありませんが、部屋は整えられ、落ち着いた空間が広がっています。
このようなさまを「こぢんまりした宿」「こぢんまりした部屋」のようにいいます。
「小さい」と「こぢんまり」の違い
「小さい」と「こぢんまり」の違いを、分かりやすく解説します。
前者にはいくつもの意味があります。
ものの形や容積などが占める空間の割合が狭い、心が狭い、年齢が少ない、数量が少ないなどをいいます。
後者は、ものの形や容積などが占める割合が狭いながらも、程よくまとまって落ち着いていることです。
「小さい」という意味が含まれますが、それだけでなく程よくまとまって落ち着きのあるさまという意味も含まれます。
まとめ
一方には多くの意味があります。
もう一方は、「小さい」ながらも程よくまとまって落ち着いているさまという意味です。