「近しい」と「近い」の違いとは?分かりやすく解釈

「近しい」と「近い」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「近しい」「近い」の違いを分かりやすく説明していきます。

「近しい」とは?

人と人が気持ちの面で近い関係であるさまを表します。

物理的な距離のことではなく、心理的な距離のことをいいます。

仲がよいといった意味です。

家族や夫婦として仲がよいことではなく、それ以外の人との関係をいいます。

芸能人のことで説明をします。

ある芸能人は、自分のマネージャーと仲がよいです。

悩み事があるときには、このマネージャーに相談をしています。

親しいからこそ相談ができます。

また、プライベートで一緒に食事に行くこともあります。

仕事でつき合うだけでなく、普段からつき合いがあるのです。

これを「近しい関係」といいます。


「近い」とは?

この言葉の意味は主に5つです。

1つめは、距離の隔たりが少ないです。

「自宅に近い場所にある公園」のような使い方をします。

どれくらいの距離をいうのか定義はありません。

2つめは、時間の隔たりが少ないです。

「クリスマスが近い」のような使い方をします。

どれくらいの時間をいうのか定義はありません。

3つめは親密であるのです。

関係が深いことをいいます。

4つめは血のつながりが密接であることです。

5つめは、性質・内容・程度などの違いが小さいことです。

「オレンジに近い色」「母の味に近いカレー」のような使い方をします。


「近しい」と「近い」の違い

「近しい」「近い」の違いを、分かりやすく解説します。

前者は、人と人との心理的な距離をいいます。

親しいという意味です。

後者にもこのような意味があります。

それだけでなく後者には、距離や時間の隔たりが少ない、血のつながりが密接であること、性質や内容などの違いが少ないことなどの意味もあります。

これらの意味は前者にはありません。

まとめ

人と人との親密さの意味を持つ点が似ていますが、一方には距離や時間の隔たりが少ないなど、他の意味もあります。

この点に違いがあります。