「定常化」と「常態化」の違いとは?分かりやすく解釈

「定常化」と「常態化」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「定常化」「常態化」の違いを分かりやすく説明していきます。

「定常化」とは?

定常化は、ていじょうかと読むのが正解な言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、一定の状態を保つという意味を持っている定常の漢字に、状態が変わる等の意味を有する化の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

故に定常化は、常に一定の状態を保って変化のない状態にする事を表すのです。


「定常化」の言葉の使い方

定常化は、一定の状態を維持し続ける事を意味する言葉として使われています。

要するに、常にある一定の状態を保つ事で変化しない状態になるという意味の言葉として使用されているのです。


「常態化」とは?

常態化は、じょうたいかと読むべき言葉となっています。

漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事となりますが、普通の状態という意味の常態の漢字に、前と違う状態になるといった意味がある化の漢字を加える事で完成した言葉です。

以上の事から常態化は、普段の状態になるという意味を示します。

「常態化」の言葉の使い方

常態化は、通常の状態になるといった意味の言葉として用いられているのです。

特に元々は悪いとされていた事が、通常の状態として扱われる様になる事に対して、常態化するといった形でこの言葉が駆使されています。

「定常化」と「常態化」の違い

定常化と常態化の漢字表記を比較すれば、定と態という漢字の違いがある事に気付けるものです。

逆に言えば他の2文字が同じである事から、似ている部分がある言葉同士となっています。

とはいえ定常化は、常に一定の状態に保たれて変化がない状態にする事を表すのです。

一方の常態化は、元が異常だった事が、普段の状態になる事を示します。

まとめ

2つの言葉には、定と態という漢字の違いがある事で、指し示す意味にも相違点が生まれているのです。

ちなみに定常化は、一定の状態を常に維持し続けているという意味の言葉として使われています。

対する常態化は、本来は悪かった事が普通の状態として扱われる様になる、という意味で用いられる言葉です。