この記事では、「高揚感」と「昂揚感」の違いを分かりやすく説明していきます。
「高揚感」とは?
高揚感は、こうようかんと読むのが正解な言葉です。
漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、気分が高まるという意味の高揚の漢字に、かんかくといった意味がある感の漢字を付け加える事で誕生した言葉となっています。
以上の事から高揚感は、とても気持ちが高まった感覚を示すのです。
「高揚感」の言葉の使い方
高揚感は、気分が非常に高くなった状態を表現する際に用いられる言葉となっています。
怒り等のネガティブな感覚ではなく、嬉しい気持ちやワクワクする様な、ポジティブに気持ちが高まった状態を表す際に、この高揚感の言葉が使用されているのです。
「昂揚感」とは?
昂揚感は、こうようかんと読むのが正解な言葉となっています。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解可能な事ですが、精神や気持ちが高まるという意味を持っている昂揚の漢字に、心の働きやかんじという意味を有する感の漢字を付け足す事で成立した言葉です。
そのため昂揚感は、感情や気分が高まっている状態を表します。
「昂揚感」の言葉の使い方
昂揚感は、気分がとても高ぶった状態や感覚を表する際に使われる言葉です。
基本的には、喜びや嬉しさで興奮状態にある事を表現する言葉として、この昂揚感は利用されています。
「高揚感」と「昂揚感」の違い
高揚感と昂揚感の漢字表記を比べると、最初の漢字が高か昂かの違いがある事を発見可能です。
所が他の2文字が同じである上に、どちらも気持ちや気分が高ぶったという同じ意味を示す言葉となっています。
というのも元々は昂揚感と表記されていた言葉なのですが、昂の漢字が常用漢字から外れたため、高に置き換わり、現在では高揚感と表現される様になったのです。
まとめ
2つの言葉は、最初の漢字が違うものの、同じ読み方でどちらも、気持ちが非常に高ぶった状態という同じ意味を指し示す言葉となっています。
何故ならそもそもは昂揚感と書かれていた言葉が、昂の漢字が常用漢字から外れた事で、高揚感と書かれる様になったという経緯があるからです。