「邁進」と「精進」と「精励」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「邁進」と「精進」と「精励」の違いとは?生活・教育

この記事では、「邁進」「精進」「精励」の違いを分かりやすく説明していきます。

「邁進」とは?

「邁進」「まいしん」と読みます。

意味は「恐れずに自らものごとに取り組むこと」で、目的に向かって恐れずに真っすぐ進んで行く様子を言います。

「邁」「ゆく」「すぎる」とも読み、「どんどん進んで行く」という意味、「進」「すすむ」とも読み「前に行く」という意味、「邁進」「どんどん前に進んで行くこと」になります。


「邁進」の使い方

「邁進」は名詞として動詞を伴い「邁進する・した」と使われたり、副詞として「邁進して」と使われたりします。

基本的に、ビジネスで使われる表現で、目的に向かって突き進んでいく様子に使われる言葉です。


「邁進」の例文

・『これからもより一層業務に邁進していきたいと思っております』

「精進」とは?

「精進」「しょうじん」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「仏教用語で雑念を取り払い、修行に専念すること」です。

2つ目は「仏教用語で一定の期間、行いを慎んで身を清めること」という意味です。

3つ目は「肉類を食べずに菜食になること」という意味で、こちらも仏教で肉食を断つ教えからきています。

4つ目は「一つのことに精神を集中して努力すること」という意味で、あるものごとに一生懸命努力することを言います。

上記に共通するのは「精神を集中させる」という意味です。

「精」「せい」とも読み「雑念なくひたすら励む」という意味、「精進」「雑念なくひたすら励んで前に行くこと」になります。

「精進」の使い方

「精進」は名詞として動詞を伴い「精進する・した」と使われたり、副詞として「精進して」と使われたりします。

基本的に、「肉類を断つこと」という意味で使われる場合には「精進料理」として使われることが多く、日常で使われる場合は、一つのことに精神を集中して一生懸命努力することという意味で使われる言葉です。

「精進」の例文

・『これからも皆様のご期待に応えられるよう、さらに精進してまいります』

3「精励」とは?

「精励」「せいれい」と読みます。

意味は、「勉学や仕事などに一生懸命打ち込むこと」です。

与えられた役割や目的を達成する為に、精を出して努めることを言います。

「励」「はげむ」とも読み「力を込めて行う」という意味、「精励」「雑念なくひたすら力を込めて励むこと」になります。

「精励」の使い方

「精励」は名詞として動詞を伴い「精励する・した」と使われたり、「精励して」と使われたりします。

基本的に、ビジネスや固い場面で、自分の責務に一生懸命打ち込むことに使われる言葉です。

因みに、「精進」の様に精神を鍛練するという意味はふくまれていません。

「精励」の例文

・『彼は勉強に精励して有名大学に合格した』

「邁進」と「精進」と「精励」の違い

「邁進」「目的に向かって突き進んでいく様子」という意味です。

「精進」「一つのことに精神を集中して一生懸命努力すること」という意味です。

「精励」「自分の責務に一生懸命打ち込むこと」という意味です。

まとめ

今回は「邁進」「精進」「精励」について紹介しました。

「邁進」「突き進む」「精進」「精神を集中させる」「精励」「一生懸命打ち込む」と覚えておきましょう。