「だから」と「なので」の違いとは?分かりやすく解釈

「だから」と「なので」の違い生活・教育

この記事では、「だから」「なので」の違いを分かりやすく説明していきます。

「だから」とは?

前に述べた言葉を受けて、それを理由に順番や道理として適当である内容を導く語です。

子どもが塀の上を歩きたいと母親にいったとします。

高い塀の上を歩くのは危険なので「怪我をしたら危ないからやめなさい」と母親はいいました。

しかし、子どもは言うことを聞かず、塀の上を歩きだしました。

その結果、落ちて痛い思いをしました。

このことを受けて母親がいった言葉は「やめなさいといったじゃない」といいました。

先の「怪我をしたら~」という事柄と、次の発言の「やめなさいといったじゃない」にはつながりがあります。

怪我をするならどうするだろうかと考えた場合、そのことをやめるでしょう。

この2つの言葉をつなげるときに、この語を使用します。


「だから」の使い方

前に述べた語を受けて、それを理由に順番や道理として適当である内容を導くときに使用をします。

前に何かの言葉があり、そしてこの言葉を使用し、この後に別の言葉がきます。

しかし、結果が予想される通りになった場合には、前に言葉をつけずに「だから」でいきなり文や会話を始めることもあります。


「なので」とは?

~であるからという意味です。

断定の「だ」に接続詞の「ので」が組み合わさった語になります。

この言葉は「風邪なので学校を休みます」のように使用をします。

別のいい方をすると「風邪であるから休みます」となります。

「重要なのでもう一度言います」といった使い方もします。

これを別のいい方にすると「重要であるのでもう一度言います」となります。

なぜ休むのか、その理由は風邪のため、なぜ同じことをもう一度言うのか、その理由は重要なため、といった理由を表すための語です。

また、近年は接続詞としても使われています。

前の言葉を受けて、それを理由として順番や道理として適当な内容を導くものです。

「寝坊をしました。

なので遅刻をしました」
といったものです。

「なので」の使い方

そうなるに至った事情を説明するときに使用をします。

文章よりも会話で使われることが多いです。

「だから」と「なので」の違い

前の言葉を受けて、その後に順番や道理として適当な内容を導く語である点が同じです。

後者の方が話し言葉として使われることが多くあります。

「だから」の例文

・『雨だから外に行きたくない』
・『お腹が痛い。だから薬を飲む』
・『昨日はよく眠れた。だから今日は調子がよい』
・『だから、あれほど言ったのに』

「なので」の例文

・『昨日の今日なのでまだできていません』
・『いわれたばかりなので、まだ作業を進めていません』
・『寒さが厳しい。なので外に出たくない』
・『私は一人っ子だ。なので両親は甘かった』

まとめ

どちらも、前の言葉を受けて、その理由として順番や道理として適当な内容を導くときに使われる言葉です。