「リクエスト」と「オーダー」の違いとは？使い方や例文も徹底的に解釈

この記事では、「リクエスト」と「オーダー」の違いを分かりやすく説明していきます。

「リクエスト」と「オーダー」の違い
1. 「リクエスト」と「オーダー」の使い方の違い
2. 「リクエスト」と「オーダー」の英語表記の違い
「リクエスト」の意味
「オーダー」の意味
まとめ

「リクエスト」と「オーダー」の違い

「リクエスト」と「オーダー」の違いについて紹介します。

「リクエスト」と「オーダー」の使い方の違い

「リクエスト」は、「相手に対して頼んだり求めたりすること」に使います。

自分がして欲しいことを相手に対して丁寧にお願いすることを表します。

「オーダー」は、「相手に対して注文したり命じたりして頼むこと」に使います。

上の立場の人が、下の立場の人に対してお願いすることを表します。

「リクエスト」と「オーダー」の英語表記の違い

「リクエスト」は英語由来の言葉で「requset」と書きます。

対等の立場の人に頼んだり、申し入れてお願いするという意味で使われます。

“I will formally request your help.”

(私は正式にそちらに援助をリクエストします)

“It is defficult for us to meet your request.”

(そちらのリクエストに堪えるのはとても困難です)

「オーダー」も英語由来の言葉で「order」と書きます。

幾つかの意味がありますが、「注文する、頼む」として使う場合には以下の様になります。

“I was orderd a overtime by my boss.”

(私は上司から残業を命ぜられた)

“She ordered a cup of coffee.”

(彼女はコーヒーを注文した)

「リクエスト」の意味

「リクエスト」は、「人や組織に対して何らかの要求や要望を伝えること」という意味です。

自分がして欲しいこと、こうあって欲しいと思うことを相手に伝えてお願いすることを言います。

「リクエスト」は上記で紹介した通り、英語の「request」が日本語化した言葉で、ほぼ同じ意味で使われてます。

ただし、英語の場合は「相手に対して丁寧に、または公式に申し込んでお願いする」という意味で使われることが多くなります。

また、「リクエスト」を受けた側が必ずしも期待に応えなければならない訳ではありません。

「リクエスト」の使い方

「リクエスト」は、「要求や要望を伝えること」に使われます。

人に対して「お願い」をすることを表し、「リクエストする・される」と助動詞を伴って使われることが多くなります。

基本的に相手に対してお願いをすることならば何でも使える言葉です。

また、ラジオやテレビなどで、視聴者が自分の聴きたい曲を流して貰いたい時に、放送局に対して要望を出す時に使われることもあります。

「リクエスト」を使った例文

・『バンドのライブで観客からリクエストがあり、アンコールをやった』
・『娘からのリクエストでお弁当に厚焼き卵を入れた』
・『最近ではラジオ局へのリクエストはネットで送れる様になっている』
・『顧客からのリクエストで新メニューを提供することにした』
・『ユーザーからのリクエストが多かった機能を追加しました』

「リクエスト」の類語

「依頼(いらい)」
用件等人を頼ってお願いすることを言います。

「申し込み(もうしこみ)」
あるサービスを受ける為に申請する手続きをすることを言います。

「リクエスト」の対義語

「辞退(じたい)」
ある権利や勧められたことなどを、自己判断で断ることを言います。

「オーダー」の意味

「オーダー」には以下の3つの意味があります。

1つ目は「注文すること」という意味で、お店でお客が料理を頼んだり、ビジネスでメーカーに商品を製造して欲しいと契約を申し込むことを言います。

2つ目は「命令すること」という意味で、上の立場の人が下の立場の人に対して「こうしなさい」と言うことを言います。

3つ目は「順序」という意味で、順番に並ぶことを言います。

日常的に使われるのは「注文する」「命令する」という意味で、「お願いする」よりも強いニュアンスになります。

「オーダー」の使い方

「オーダー」は、「注文する」「命令する」という意味の「お願い」に使われます。

「お願いします」「頼むよ」と言っても、相手が断ることを前提にしていない場合が多くなります。

レストランでの「オーダー」は、お店にとって拒否することはできません。

「オーダーメイド」の場合も、顧客からの要望ですが、ショップとしては対応する必要があります。