物事の勝ち負けや真偽を決める時に使うものを表す言葉には「決め手」や「傍証」があります。
この記事では、「決め手」と「傍証」の違いを分かりやすく説明していきます。
「決め手」とは?
「決め手」とは物事の勝ち負けや真偽を決める時に使う手段や方法を表す言葉です。
「決め手」は会議や裁判、事件などの真偽を明らかにする時や、勝負における決定打などを表す時に使います。
「決め手」はこれ以外にも物事に対して最終的な判断を下す人を表す時にも使うことが可能です。
「決め手」の類義語には「足掛かり」や「秘訣」があります。
「傍証」とは?
「傍証」は「ぼうしょう」と読む言葉であり、物事を判断する際に使う間接的な証拠を表す時に使います。
「傍証」は主に文章や法律用語として使う言葉であり、一般的な会話ではあまり使いません。
「傍証」はあくまでも間接的な証拠であり、代表的な例としては自白が該当します。
「傍証」の類義語には「物証」や「人証」があり、これらはそれぞれ物的証拠や人的証拠を略したものです。
「決め手」と「傍証」の違い
「決め手」は勝負や真偽を決める時に使う方法や手段を表す言葉であり、裁判からゲームなど色々な場面で使うことが可能です。
「傍証」は物事を判断する際に使う間接的な証拠であり、これだけでは十分な証拠にならないのが特徴です。
「決め手」の例文
・『決め手となったのは事件現場にあった靴紐の糸くずであり、特徴的な素材が仇になりました』
・『その必殺技が決め手となり、格闘ゲームのチャンピオンが決まりました』
「傍証」の例文
・『自白は傍証であり決定的な証拠にはならないのだが、彼らはそれを無視しています』
・『遺跡の年代を判明するための傍証として、特殊な化石が見つかりました』
まとめ
「決め手」は勝負や真偽を決める時に使う方法や手段であり、決定的なものとなるのが特徴です。
「傍証」は間接的な証拠を表す言葉であり、これだけでは十分な証拠にならないのが特徴です。