この記事では、「トムテ」と「ノーム」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「トムテ」とは?
古くから北欧の人々に親しまれてきた「トムテ」は、農家に富を授ける守り神として大事にされている妖精です。
背の高さは幼児ほどで、赤いとんがり帽子を被ってソリに乗り、町に現れます。
この守護神は人間が生活する場所を好み、家の屋根裏部屋で生活しながら家畜を悪い者から盗まれないよう見張るのが得意です。
家畜に餌や水をくれる神的な存在であるため機嫌を損ねないようミルク粥を12月になると置く風習が古くから守られています。
服は帽子と同系色の白や赤を着る個体が多く見られる妖精です。
「ノーム」とは?
英語で“Gnome”と書き、「ノーム」と呼ぶ彼は、白雪姫に登場する精霊です。
大地を司る者であり、四大精霊の一人としてパラケルススを提唱する地中に住む生き物を指します。
男性はグノーメ、女性はノーミーデスと呼ぶ精霊です。
身長は12cmとかなり小さい背丈の小人で、大きなブーツに三角のとんがり帽子を被り、長く、白い髭を生やす高齢者の姿をしています。
知性があり、手を使って巧妙な細工品を作る能力に長けているのも彼等の魅力です。
「トムテ」と「ノーム」の違い
「トムテ」と「ノーム」の違いを、分かりやすく解説します。
クリスマスにはソリに乗って人間が住む場所に現れる「トムテ」は、サンタクロースの一種として扱われている精霊です。
農家の手助けしたり、家に繁栄をもたらす神様でもあるため、神のように扱われています。
もう一方の「ノーム」は、地面の中をまるで泳ぐように歩ける「トムテ」は、秘法の在り処に詳しい小人です。
パラケルススの一種である彼等は鉱脈についても知っていて、巨人になる錬金術に属する者と、子供たちに紙芝居を読む太っちょの言い伝えの中の「ノーム」に分かれます。
そんな「ノーム」は太陽に当たると石化し、息が止まってしまうのです。
まとめ
どちらも精霊ではありますが、親しまれている場所や行う仕事、存在の意味などに違いがあります。
どのような点が異なるか画像や資料などを見て、異なる点を比較してみるといいでしょう。