この記事では、「SPF」と「UPF」の違いを分かりやすく説明していきます。
「SPF」とは?
SPFとはUV-B(紫外線β波)を防ぐ指標で、Sun Protection Factorの略語です。
UV-Bは、短い時間で肌が赤くなったり炎症を起こす紫外線のことをいいます。
SPFには1〜50まであり、50を超えるものは50+と表記されます。
肌に直接塗る日焼け止めなどを選ぶ指標として用いられていて、数字が大きい程UV-Bを防ぐ効果は高くなります。
炎天下でマリンスポーツを行う場合などはSPF30〜50+といった数字の高いものが効果的ですし、ちょっとした短時間の散歩であればSPF10〜20程度でも十分です。
「UPF」とは?
UPFとは衣服などに用いられる指標で、その衣服がどの程度紫外線を防ぐ効果があるのかを表しています。
UltraViolet Protection Factorの略語になります。
UV-Bに加えてUV-Aの紫外線も対象です。
UV-AはUV-Bよりも反応が緩やかで肌が急激に赤くなるといったことはありませんが、肌の奥にまで届く紫外線といわれています。
そのためシミやシワの原因になると考えられます。
UPFは15〜50+の数値で表されており、数値が高い方が紫外線を防ぐ効果は高いです。
「SPF」と「UPF」の違い
SPFは日焼け止めのクリーム等に用いられる指標で、UPFは衣服に用いられる指標です。
どちらも紫外線を防ぐ効果を表しています。
紫外線にはUV-BとUV-Aの2種類がありますが、SPFの対象となるのはUV-Bのみです。
それに対してUPFは、UV-BとUV-Aどちらも対象となります。
SPFを日本語にすると紫外線防御指数で、UPFを日本語にすると紫外線保護指数です。
まとめ
SPFは日焼け止めのクリームなどに用いられている指標で、UPFは衣服に用いられる指標になります。
