「水族館」と「海遊館」の違いとは?分かりやすく解釈

「水族館」と「海遊館」の違いとは?違い

「水族館」「海遊館」はどちらも水に関係する生き物の施設です。

この二つはどのような違いで区別すればいいのでしょうか。

今回は、「水族館」「海遊館」の違いを解説します。

「水族館」とは?

「水族館」とは、「魚など水中や水辺に生息する生物を展示し研究する施設」です。


「水族館」の使い方

魚や甲殻類などのほか水の中で暮らす哺乳類や水辺で暮らす鳥類など水に関係する生物を収集展示する施設を指します。

来館者から入館料を徴収し運営される施設ですが来館者を楽しませるだけではなく本来の目的は水に関する生物の研究や保護にあります。

海や川などで暮らす生き物を飼育するためには特別な設備が必要です。

水族館は巨大な水中水槽やろ過装置など専用の設備を用意した巨大飼育施設であり、多くの生物を収集して研究し生態を解明すると同時に希少種の保護や繁殖に努めます。

法律的には研究のための学問のための施設として扱われ、陸上の動物を飼育研究する「動物園」と同じく博物館の一種に位置づけられています。


「海遊館」とは?

「海遊館」とは、「大阪府大阪市港区にある水中や水辺に生息する生物を展示、研究する施設」です。

「海遊館」の使い方

1990年に大阪港のウォーターフロント再開発プロジェクトの一環で作られた施設で世界でも最大級の規模を誇ります。

日本で本格的にアクリルガラス製の水槽を導入した最初の施設であり目玉展示であるジンベイザメと並び開館当初から大きな話題を集めました。

現在も大阪の人気観光スポットとして多くの来館者を集めています。

「水族館」と「海遊館」の違い

水中や水辺に生息する生物を展示し研究するための施設が「水族館」、大阪府大阪市港区にある「水族館」の名称が「海遊館」です。

「水族館」が水に関連する生物を展示研究する施設全般を指す言葉なのに対し、「海遊館」は大阪にある世界最大級の「水族館」を指す固有名詞でありここにしか使いません。

「水族館」の例文

・『水族館に出かける』
・『水族館でイルカショーを見学した』

「海遊館」の例文

・『海遊館は大阪を代表する観光スポットだ』
・『海遊館には世界最大規模の巨大水槽がある』

まとめ

「水族館」「海遊館」は一般名詞と固有名詞であり「野球場」「甲子園」と同じ関係性の言葉です。

混同しないようにそれぞれの言葉を正しく理解しておきましょう。

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