この記事では、「オオバコ」と「サイリウム」の違いを分かりやすく説明していきます。
「オオバコ」とは?
「オオバコ(大葉子)」とは、オオバコ科オオバコ属に分類されている多年草のことを言います。
「オオバコ」は野原や道端などに自生していて、草丈は10㎝〜50㎝くらいあります。
「オオバコ」の開花時期は4月〜9月頃です。
穂状花序で、白色や淡紫色の小花が咲きます。
「オオバコ」の果実は蒴果で、中に種子が4〜8個入っています。
茎は地中に埋まっていて、葉は根生の単葉です。
「オオバコ」の全草や種子は生薬で、薬用に利用されています。
また、若芽は食用になります。
「サイリウム」とは?
「サイリウム」とは、「エダウチオオバコ」、または「プランタゴ・オバタ(インドオオバコ)」などの植物や、種子、種皮のことを意味しています。
また、種子の殻(外皮)をパウダー状にしたものを「サイリウムハスク」、「サイリウムパウダー」と呼んでいます。
日本では、「プランタゴ・オバタ」を指す場合が多いようです。
「オオバコ」と「サイリウム」の違い
「オオバコ」と「サイリウム」の違いを、分かりやすく解説します。
「オオバコ」と「サイリウム」は同じ意味を表すこともありますが、「サイリウム」は「オオバコ」の種子の殻(種皮)の粉末状のものの意味もあります。
「オオバコ」と「サイリウム」にはこのような違いが見られます。
まとめ
「オオバコ」の別称には、「シャゼンソウ(車前草)」、「スモトリグサ(相撲取り草)」などがあります。
また、「オオバコ」の英語表記は「Chinese Plantain」、「Asiatic plantain」、「Arnoglossa」になります。
さらに、「サイリウム」は英語で「Psyllium」と表記します。
今回は「オオバコ」と「サイリウム」の意味や違いなどについて述べてきました。
「オオバコ」と「サイリウム」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。