「色々な場所」と「各地」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「色々な場所」と「各地」の違いとは?違い

「色々な場所」「各地」は同じような意味の言葉ですが、どのような基準で使い分ければいいのでしょうか。

この記事では、「色々な場所」「各地」の違いを分かりやすく説明していきます。

「色々な場所」とは?

「色々な場所」とは、「1つではないさまざまな場所」のことです。

何かの目的に用いるスペースや特定の位置のことを「場所」といいます。

「色々」は種類や様子が豊かで多いことを表す言葉なので「色々な場所」は物理的な場所のうち限定されない数多くの場所を表す意味で使う表現です。


「各地」とは?

「各地」とは、「いろいろな土地」を意味する言葉です。

東京や大阪、福岡や名古屋など複数の土地をまとめて表す時に使います。

限定されたいくつかの土地をまとめて表す場合もあれば、不特定多数の土地を表す意味で使うこともあります。

具体的な数については決まっていませんが、基本的に1つや2つでは使わず3つ以上の土地をまとめて表す場合に使われる表現です。


「色々な場所」と「各地」の違い

「色々な場所」「各地」の違いを、分かりやすく解説します。

「色々な場所」「各地」の違いは「距離」です。

どちらもここではない複数の場所を表す言葉ですが「色々な場所」は指し示す場所が複数あることのみを表すのに対し「各地」はある程度離れた距離にある場所を指す、という違いがあります。

「色々な場所」はキッチンとリビングと洗面所など家の中程度の近い空間でも使える表現ですが、家の中の場所を指し示す時に「各地」とはいいません。

「各地」を使うのは指し示す先が別の土地の場合に限られ、今いる場所からある程度距離が離れた場所を対象に使います。

「色々な場所」の例文

・『ビルの色々な場所に監視カメラが設置されている』
・『会場内の色々な場所に自動販売機がある』

「各地」の例文

・『全国各地から名物を取り寄せる』
・『スタッフを各地に派遣する』

まとめ

「色々な場所」「各地」は対象との距離によって使い分けられます。

具体的な基準はなく感覚的に使い分けられる言葉ですが覚えておきましょう。

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