「自首」と「出頭」と「自白」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「自首」と「出頭」と「自白」の違いとは?生活・教育

この記事では、「自首」「出頭」「自白」の違いを分かりやすく説明していきます。

「自首」とは?

「自首」「じしゅ」と読みます。

意味は、「犯行や犯人が発覚する前に、犯人が自ら警察などに出向いて罪を認めること」です。

まだ犯罪が起きたことが分かっていなかったり、犯人が特定できていない時点で、犯人が現れて捜査機関に対し犯行を認めることを言います。

これにより、後に刑が軽減されたり免除される場合もあります。


「自首」の使い方

「自首」は名詞として動詞を伴い「自首する・した」と使われたり、副詞として「自首して」と使われたりします。

基本的に、犯人が自ら警察に出向き、自分の犯行であると認めて、裁きを受ける姿勢を見せることに使われる言葉です。


「自首」の例文

・『強盗犯人が親に付き添われて交番に自首してきた』

「出頭」とは?

「出頭」「出頭」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「警察や司法などから呼び出しを受けて本人が出向くこと」という意味で、捜査機関からの要請で本人が出向くことを言います。

2つ目は「上の人などに気に入られてひときわ早く出世すること」という意味で、他の人よりも抜きんでて目立つことを言います。

3つ目は「重要な役職にあること」という意味で、特に政治などに関わる要職にあることを言います。

上記に共通するのは「公的な場所に出向く」という意味です。

「出頭」の使い方

「出頭」は名詞として動詞を伴い「出頭する・した」と使われたり、副詞として「出頭して」と使われたりします。

基本的に、日常で使われる場合、被疑者特定後に警察や裁判所など捜査機関に自ら出向いたり、要請を受けて出向くことに使われる言葉です。

「出頭」の例文

・『彼は検察から要請を受けて出頭した』

3「自白」とは?

「自白」「じしゅ」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「自分の犯した罪や、良くない秘密などを正直に言うこと」という意味で、悪いことを包み隠さず言うことを言います。

2つ目は「法律用語で、民事・刑事訴訟法上、犯罪などの不利な事実を認めること」という意味です。

「自白」の使い方

「自白」は名詞として動詞を伴い「自白する・した」と使われたり、副詞として「自白して」と使われたりします。

基本的に、捜査機関に限らず、日常的に自分の犯した良くないことや、秘密などを正直に話すことに使われる言葉です。

「自白」の例文

・『彼は問い詰められてカンニングしたことを自白した』

「自首」と「出頭」と「自白」の違い

「自首」「犯人が自ら警察に出向き、自分の犯行であると認めて、裁きを受ける姿勢を見せること」という意味です。

「出頭」「被疑者特定後に警察や裁判所など捜査機関に自ら出向いたり、要請を受けて出向くこと」という意味です。

「自白」「捜査機関に限らず、日常的に自分の犯した良くないことや、秘密などを正直に話すこと」という意味です。

まとめ

今回は「自首」「出頭」「自白」について紹介しました。

「自首」「罪を認める」「出頭」「捜査機関に出向く」「自白」「正直に話す」と覚えておきましょう。