この記事では、「骸骨」と「白骨」の違いを分かりやすく説明していきます。
「骸骨」とは?
骸骨とは、脊椎動物の死骸の腐敗が進んで骨格だけになったものをいいます。
軟骨や靭帯なども含まれます。
骸骨は長い間風雨にさらされるなどして、臓器や皮膚、肉、皮などが消失したものを指しています。
また、体の骨や骨格という意味で骸骨ということもあります。
人の体の場合には全体を骸骨といい、頭部の骨だけだと髑髏と呼んでいます。
それから骸骨をモチーフにしたキャラクター等もあります。
「白骨」とは?
白骨とは、風雨にさらされて白くなった骨のことをいいます。
白骨と書いて「はっこつ」と読みます。
人や動物が死んだ後に、長期間放置されるなどして腐食したり風化したりして皮膚や肉、臓器などが消失して骨格だけになることを白骨化と呼んでいます。
また、白骨を「しらほね」と読む場合もあり、その際には漆などを塗っていない扇の骨を指します。
白骨(しらほね)と名前が付いた白骨温泉もあります。
「骸骨」と「白骨」の違い
骸骨は長い間風雨にさらされるなどして、臓器や皮膚、肉、皮などが消失した死骸のことで、白骨とほぼ同じ意味で用いられています。
腐敗が進んで骨だけになることは白骨化といいますが、骸骨化とはいいません。
また、骸骨は骨や骨格そのものを指す場合もありますし、白骨は漆などを塗っていない扇の骨を指す場合もあります。
「骸骨」の例文
・『洞窟で骸骨を発見した』
・『病気のせいで骸骨のように痩せてしまっている』
「白骨」の例文
・『山の中で白骨化した遺体が発見された』
・『火葬して残った白骨を骨壺に入れた』
まとめ
骸骨も白骨も長い間風雨にさらされるなどして、臓器や皮膚、肉、皮などが消失した死骸のことを指しています。
骸骨には単に骨や骨格という意味もあります。
また、白骨は漆などを塗っていない扇の骨を指す場合もあり、その際には「しらほね」と呼びます。