「飛び交う」と「乱れ飛ぶ」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「飛び交う」と「乱れ飛ぶ」の違いとは?違い

この記事では、「飛び交う」「乱れ飛ぶ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「飛び交う」とは?

多くの人々が意見を出し合い、そのやり取りが左右から飛ぶようにして勢いよく交わることを「飛び交う」【とびかう】といいます。

1人ではなく、複数の者が勢いよく言葉を飛ばし合うという状況から、位置が入れ替わっていく様子を表すのです。

使い方としては、「意見が飛び交う」と使って、空中を行き来するように入り乱れた様子を表します。


「乱れ飛ぶ」とは?

いくつもの物が色々な方向から入り乱れるようにして飛んでいる様子を「乱れ飛ぶ」【みだれとぶ】といいます。

対立する者同士が物を投げて相手をやり負かすという状況を表すのです。

それほど白熱している様子を表す興奮状態を伝えられます。

使い方としては、「相手を罵声する声が乱れ飛ぶ」というように、いかに怒りや苛立ちを持って相手を蔑む場面を表す言葉なのです。


「飛び交う」と「乱れ飛ぶ」の違い

ここでは「飛び交う」「乱れ飛ぶ」の違いを、分かりやすく解説します。

2人以上で話を交わすとき、対立する意見を飛ばすように相手へぶつけることを「飛び交う」といいます。

このようなところから、「飛び交う銃弾」といって左や右からいくつも飛んでくる状況を表すのです。

もう一方の「乱れ飛ぶ」は対立する者と話し合う場で同意できないと声をぶつける酷い状況を表します。

それほど「飛び交う」よりもまとまりがない状況を伝えられる言葉になるのです。

「飛び交う」の例文

・『砲弾が飛び交う中を日本兵は走って敵陣へ乗り込んだ』
・『賛成派と反対派が広場に集まると怒号が飛び交う』

「乱れ飛ぶ」の例文

・『専門家が対談番組で酷く興奮し、罵声が乱れ飛ぶ』
・『悪い大人の世界では穢れた金が乱れ飛ぶ』

まとめ

いかに酷い状況かを表す「飛」を使っています。

どのような状況を表すか様々な例文を見て、調べてみるのもいい勉強方法になるでしょう。

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