この記事では、「種々」と「様々」の違いを分かりやすく説明していきます。
「種々」とは?
種々は、しゅじゅと読むのが一般的な言葉です。
漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、生物分類上の基本単位やたねといった意味を持っている種の漢字に、同じという意味を所有する々の漢字を加える事によって成立した言葉となっています。
以上の事から種々は、多くの種類がある事を示すのです。
「種々」の言葉の使い方
種々は、数多く種類が存在する、という意味の言葉として用いられています。
種類や品目が数多くあるという意味を表現する言葉であり、ビジネスシーンでは、扱う商品やサービスが豊富である事を、この種々を駆使して表現したりするのです。
「様々」とは?
様々は、さまざまと読まれる事が多い言葉となっています。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、物事の形や在り方といった意味の様の漢字に、繰り返し等の意味がある々の漢字を付け足す事で成立した言葉です。
そのため様々は、それぞれ物事が違っている事を表します。
「様々」の言葉の使い方
様々は、物事の形や状態が沢山ある様子といった意味の言葉として使われているのです。
物体だけでなく、方法等の概念にも多様性があるという意味でこの様々の言葉が利用されています。
「種々」と「様々」の違い
種々と様々の漢字表記を見比べると、最初の漢字が種と様という違いがある事に直ぐに気付けるものです。
所が後に続くのはどちらも々の漢字であり、似た様な印象を受ける言葉同士となっています。
とはいえ種々は、種類が多いという意味を示すのです。
もう一方の様々は、物事や有様がそれぞれ違っているという意味を表します。
まとめ
2つの言葉は、共通の漢字があるのもあり。
似た様なイメージで見られる言葉同士です。
ただし指し示す意味合いのニュアンスには相違点があるので、そこを把握する事が使い分けを行う際には重要だったりします。
ちなみに種々は多くの種類が存在する、という意味に用いられる言葉です。
対する様々は、物事がそれぞれ異なっているという意味で使われています。