ネットの世界にはさまざまなコミュニティがあって、それぞれマニアックな話題で盛り上がっていますが、そのようなところで重要になるのが「規定」や「ルール」というものです。
立ち上げるにあたって主催者が「規定を定める」のはすでに一般的になっています。
それでは、この「規定を定める」とはどういう意味でしょうか。
また、「規定を設ける」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「規定を定める」と「規定を設ける」の違いを分かりやすく説明していきます。
「規定を定める」とは?
「規定を定める」とは、文字通り「規定」を定める、つまり「決めて定着させる」という意味で使われる言葉です。
ここでいう「規定」とは守るべきルールのことで、多くは条文のように箇条書きで表されます。
「規定を設ける」とは?
「規定を設ける」とは、文字通り「規定」を設ける、つまり、「作って定める」という意味で使われる言葉です。
「規定」に関しては前述の通りです。
「規定を定める」と「規定を設ける」の違い
「規定を定める」と「規定を設ける」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、規定を決めて設定することを表すという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、「定める」の方には「ルールの詳細を作る」という部分が重要であるのに対して、「設ける」は「ルールをみんなに守ってもらう」という部分が重要であるということになります。
したがって、「定める」の場合には、作って発表したが、管理はしないということもあり得ます。
「規定を定める」の例文
・『このチームの規定を定めましたのでご一読ください』
・『細かい規定を定めることによってかえって反発がくることもあります』
「規定を設ける」の例文
・『このチームの規定を設けることによってガバナンスを効かせます』
・『規定を設けることによって自由が制限させるということもあります』
まとめ
この記事では、「規定を定める」と「規定を設ける」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。