この記事では、「新幹線」と「リニアモーターカー」の違いについて紹介します。
新幹線とは?
新幹線は日本の高速鉄道で、JR各社が運行しています。
1964年に東京駅と新大阪駅を結ぶ東海道新幹線が開業しました。
その後、山陽新幹線や東北新幹線など運行区間を徐々に増やしていきます。
新幹線は時速200キロメートル以上のスピードで走行することが可能です。
各車両にモーターがつく動力分散方式が採用されています。
新幹線は非常に安全性の高い乗り物として知られ、車両や線路、運転手などが原因の死亡事故が発生したことはありません。
自動列車制御装置も備えています。
リニアモーターカーとは?
リニアモーターカーとは、名前の通りリニアモーターによって走る乗り物のことをいいます。
リニアモーターは軸のない電気モーターのことを指しており、回転式のモーターを直線状に引き延ばしてあります。
通常のモーターは磁石との吸引力と反発力によってモーターが回転して推進力となりますが、リニアモーターは吸引力と反発力がそのまま推進力になります。
リニアモーターカー自体は地下鉄などにも既に使われていますが、日本でリニアモーターカーというと新幹線よりも速い速度で走る超電導リニアモーターカーをイメージする人が多いです。
新幹線とリニアモーターカーの違い
新幹線とリニアモーターカーでは、車両の構造や推進力を得る仕組みが異なります。
新幹線にはモーターが分散して配置されています。
リニアモーターカーは、リニアモーターを使って走る乗り物になります。
超電導式のリニモーターカーは、車輛に搭載された超電導磁石と地上に取り付けられたコイルの間で発生する磁力によって走ります。
また、新幹線の最高速度は時速300キロメートルとされます。
超電導式のリニアモーターカーはそれよりもスピードが上回っており、時速500キロメートルを超えるといわれています。
まとめ
新幹線とリニアモーターカーを比較すると、最高速度が速いのはリニアモーターカーです。