この記事では、「心細い」と「不安」の違いを分かりやすく説明していきます。
「心細い」とは?
「心細い」は「こころぼそい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は、「頼るものがなく、先行きが心配で積極的に行動できない様子」という意味です。
2つ目は、「周囲の人と距離を感じて、寂しいと思う様子」という意味です。
「心細い」の言葉の使い方
「心細い」は形容詞として使われたり、副詞として「心細くて泣けてくる」などと使われます。
「心」は「きもち」「精神」という意味、「細い」は「はばが狭い」「肢体がやせている」から転じて「量が少なく、勢いが弱い」「気が小さく繊細である」という意味、「心細い」で「気持ちの勢いが弱まり、寂しいと感じること」になります。
基本的に、気持ちが弱まり消極的になる様子に使われます。
「不安」とは?
「不安」は「ふあん」と読みみ、意味は以下の通りです。
1つ目は、「あることが気掛かりでそわそわと落ち着かない様子」という意味です。
2つ目は「心の中に漠然とした嫌な気持ちがわき、どうにもできずに苦しむ様子」という意味です。
「不安」の言葉の使い方
「不安」は名詞・形容動詞として「不安だ・である」「不安感」などと使われます。
「不」は「〜でない」「〜しない」という打消しの意味の語、「安」は「やす(らか)」とも読み「変わったことがなく穏やかに落ち着いている」「心を落ち着ける」という意味、「不安」で「心配事や病気などにより、心が落ち着かないこと」になります。
基本的に、心の中がそわそわして、いてもたってもいられないくらい不快になる事に使われます。
「心細い」と「不安」の違い
「心細い」は「気持ちの勢いが弱まり、寂しいと感じること」です。
「不安」は「心配事や病気などにより、心が落ち着かないこと」です。
まとめ
今回は「心細い」と「不安」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。