「正面」と「真っ向」の違いとは?分かりやすく解釈

「正面」と「真っ向」の違いとは?違い

この記事では、「正面」【しょうめん】と「真っ向」【まっこう】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「正面」とは?意味

表側といった意味がある「正面」【しょうめん】は、建物の前を表す場合によく使われています。

例えば、「正面の玄関でお待ちください」といえば、家の一番中心になる出入り口を意味するわけです。

正しく向き合う方向を指す言葉でもあり、間違いがなく、まともに向かうべき方向になります。

このようなところから、間違った策略を持ち込まず、正当なことだけを持ってくるといった状況で使える言葉にもなるのです。


「真っ向」とは?意味

相手に向かって正面から立ち向かって行くことを「真っ向」【まっこう】といいます。

攻撃的な行為を繰り出すとき、真正面から向かって行くといった状況を表すのです。

「真っ向勝負」といえば、真正面から敵に勝負を挑んで相手を緊張させる戦略方法を意味します。

このように、自分の方から攻撃するとき隠れもせず、堂々と相手に面と向かって挑むといった行動を表せるのです。


「正面」と「真っ向」の違い

「正面」「真っ向」の違いを、分かりやすく解説します。

建物や門といった建造物の前を意味するのが「正面」です。

「正面玄関」といえば、裏口の反対になる出入り口を指し、そこから入って来てくださいと失礼なく客人を迎えるときに伝えます。

もう一方の「真っ向」は、堂々と相手に立ち向かって行くといった状況で使う言葉です。

逃げたり隠れもせず相手に向かって攻撃するといった自分のやる気を示します。

「正面」の例文

・『正面玄関から入るよう取引先相手に伝えた』
・『裏口ではなく、正面玄関にまわるよう客人に伝えた』

「真っ向」の例文

・『憎き喧嘩相手に、真っ向から戦いを挑んだ』
・『真っ向から勝負して、相手と張り合った』

まとめ

どちらも「表」を示す言葉ですが、「正面」は建造物の前を表し、「真っ向」は人と顔を向かい合わせた状態を指すと覚えておくといいでしょう。

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