この記事では、「発注書」と「請求書」の違いを分かりやすく説明していきます。
「発注書」とは?
「発注書」は「はっちゅうしょ」と読みます。
意味は、「ビジネスで、買い手が商品やサービスを購入したいと意思表示して、内容を記載して作成して、売り手に申し入れる書類のこと」です。
ある企業から商品を購入する時に、売り手からの見積書や、前回の発注書などに基づき、「この内容で売って欲しい」と明記して注文するための書類のことです。
「発注書」の言葉の使い方
「発注書」はビジネス用語として使われます。
企業によっては「注文書」と言ったり、英語で「purchase order」と言ったりします。
「発注」は「矢や弾を放つ」から転じて「外に向かって出す」「ものごとが生じる」という意味、「注」は「そそ(ぐ)」とも読み「液体をそそぎ入れる」から転じて「ひとつ所に集中させる」「要点を書き記す」という意味、「書」は「事柄をかきつけたもの」という意味、「発注書」で「相手に対して注文が生じたことを書き記したもの」になります。
「請求書」とは?
「請求書」は「せいきゅうしょ」と読みます。
意味は「ビジネスで、買い手に商品・サービスの代金を支払う様に求める書類のこと」です。
契約に従い、商品・サービスが納品されてから、その代金の支払いを相手に求めるために作成する書類のことです。
注文品名や個数、金額などが「納品書」と重なる部分があることから、「納品書兼請求書」として使われることもあります。
「請求書」の言葉の使い方
「請求書」はビジネス用語・会計用語として使われます。
「請」は「こ(う)」とも読み「ものごとを頼む」という意味、「求」は「もとめる」「ほしがる」という意味、「書」は「事柄をかきつけたもの」という意味、「請求書」で「相手に支払って欲しいと頼む内容を書き記したもの」になります。
「発注書」と「請求書」の違い
「発注書」は「相手に対して注文が生じたことを書き記したもの」です。
「請求書」は「相手に支払って欲しいと頼む内容を書き記したもの」です。
まとめ
今回は「発注書」と「請求書」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。