「生意気」と「小生意気」の違いとは?分かりやすく解釈

「生意気」と「小生意気」の違いとは?違い

この記事では、「生意気」【なまいき】と「小生意気」【こなまいき】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「生意気」とは?意味

無礼な態度や行為する者を「生意気」【なまいき】といいます。

初対面であるのに肩を叩いたり、調子のいいことばかり並べ立てる人は無礼に感じてしまい、苛立つでしょう。

また、取引先相手の前でふんぞり返るように椅子へ座ったり、相手を見下す言葉を投げかけてくれば「生意気」と感じて腹が立つのです。

このように、身分をわきまえず上から目線で得意げに話す苛立つ者に対して使われています。


「小生意気」とは?意味

年下であるのに、年上の者に対して無礼な言葉を伝えることを「小生意気」【こなまいき】といいます。

自分が年下であるという立場をわきまえず、気軽な言葉で会話するだの、友人に見せる態度で話しかけるのは目上の者から見れば身のほどわきまえない失礼な者に見えてしまうのです。

使い方としては、「小生意気な妹」といって、自分の年齢よりも下の者に対して使われています。


「生意気」と「小生意気」の違い

「生意気」「小生意気」の違いを、分かりやすく解説します。

いくら目上の者であっても初対面の人に敬語を使わなかったり、ふてぶてしい態度を見せるとき「生意気」といって嫌う気持ちを表すわけです。

自分の立場を考えず、相手を見下すのはかなり無礼であり、相手を馬鹿にした態度に見えてしまいます。

もう一方の「小生意気」は、年下であるのに年上に対して失礼な態度を見せたり、言葉を投げかける人に対して使う言葉です。

「生意気」の例文

・『生意気な口の利き方に腹が立ったので、取引しないことにした』
・『全国大会に出た先輩が生意気な態度を見せるので、無視した』

「小生意気」の例文

・『苛立つほど小生意気な新入社員の態度を上司が叱責してくれた』
・『たいした仕事もできないのに、小生意気な社員が憎たらしい』

まとめ

どちらも似ている言葉ではありますが、使う相手が目上か目下の違いがありますので、状況に応じてうまく使い分けてみるといいでしょう。

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