「職人」と「職務給」の違いとは?分かりやすく解釈

「職人」と「職務給」の違いとは?違い

一般的に「職人」というと、「ガラス細工職人」とか「畳の張り替え職人」などのように「手に職」があるひとのことをいいますが、一般の会社にも「職人」はいます。

それはどう言う意味でしょうか。

また、「職務給」とはどう違うのでしょうか。

この記事では、「職人」「職務給」の違いを分かりやすく説明していきます。

「職人」とは?

「職人」とは、もともとの意味は「身につけた専門的な技術をベースに仕事をする人」のことを表す言葉で、工芸品作家、建築関係の作業者などのような業界に多く、徒弟制度をもってる場合もあります。

これが転じて、一般の企業の中でも「身につけたスキルを武器に仕事をしている人」、特にがんごな人のことを、尊敬や場合によっては揶揄の気持ちをこめて「職人」と呼ぶことがあります。

本来の意味の英語は「craftsman」が近いでしょう。


「職務給」とは?

「職務給」とは、在籍年月や年齢などをベースに設定される「職能給」と反対の意味を持つ言葉で、「その業務の価値や行うために必要な能力」をベースに設定される賃金のことです。

したがって、その人の年齢などは関係なく、純粋に何ができるかによって、どの「職務」にふさわしいかが決まります。


「職人」と「職務給」の違い

「職人」「職務給」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つの言葉は、もともとの意味は全く違うもので、並べて比較するようなものではありませんが、特殊な言い方として見ると、一般の会社での仕事において必要となるスキルをもっている人に関することばであるという部分は似ています。

大きな違いは、「職人」が、ある分野に関してのスペシャリストであり、そのようなスペシャリストが行う職務にはそれに応じた賃金が支払われると言う仕組みが「職務給」です。

おおざっぱにまとめると「職人社員には職務給が適切です」と言ってもよいでしょう。

まとめ

この記事では、「職人」「職務給」の違いを、解説してきました。

「職務給」に関しては、日本ではあまり採用されていませんでしたが、最近では、エマージング産業やIT業界などを中心に採用するところも増えています。

また、「職能給」「職務給」を組み合わせて給料のベースを決めているところもたくさんあります。

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