この記事では、「豪奢」と「豪華」と「豪勢」の違いを分かりやすく説明していきます。
「豪奢」とは?
「豪奢」は「ごうしゃ」と読みます。
意味は「非常にぜいたくで派手な様子」で、人から見てお金をたくさん使っていて、目立つ様子を言います。
「豪」は「つよい」とも読み「大いに」「並外れている」という意味、「奢」は「おごる」とも読み「ぜいたくをする」という意味です。
「豪奢」の使い方
「豪奢」は名詞・形容動詞として「豪奢だ・である」と使われたり、形容詞として「豪奢な」と使われたり、副詞として「豪奢に」と使われたりします。
基本的に、その人の趣味や生活など暮らしぶりが贅沢で派手な様子に使われる言葉です。
「豪奢」の例文
・『会社の社長の自宅に招かれ、その豪奢ぶりに思わずため息が出た』
「豪華」とは?
「豪華」は「ごうか」と読みます。
意味は「贅沢で派手なこと」で、お金を使っていて目立つ様子の中でも、ひときわきらびやかで人が感心する程の様子を言います。
「華」は「はな」とも」読み、「派手ではなやかなこと」という意味です。
「豪華」の使い方
「豪華」は名詞・形容動詞として「豪華だ・である」と使われたり、形容詞として「豪華な」と使われたり、副詞として「豪華に」と使われたりします。
基本的に、贅沢で、しかも他のものとは比べ物にならない程派手できらびやかな様子に使われる言葉です。
「豪華」の例文
・『資産家の令嬢が一流ホテルで豪華な誕生パーティを開いた』
3「豪勢」とは?
「豪勢」は「ごうせい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「並外れて贅沢なこと」という意味で、よくそこまでお金をかけたと思う程立派な様子を言います。
2つ目は「景気がよく派手なこと」という意味で、その時の勢いに乗って大胆に行動する様子を言います。
上記に共通するのは「盛り上がる」という意味です。
「勢」は「いきおい」とも読み「他をおさえて取り仕切る力」という意味です。
「豪勢」の使い方
「豪勢」は名詞・形容動詞として「豪勢だ・である」と使われたり、形容詞として「豪勢な」と使われたり、副詞として「豪勢に」と使われたりします。
基本的に、贅沢なだけではなく、大きく盛り上がっている様子に使われる言葉です。
「豪勢」の例文
・『取引先に接待されて豪勢なコース料理をごちそうになった』
「豪奢」と「豪華」と「豪勢」の違い
「豪奢」は「その人の趣味や生活など暮らしぶりが贅沢で派手な様子」という意味です。
「豪華」は「贅沢で、しかも他のものとは比べ物にならない程派手できらびやかな様子」という意味です。
「豪勢」は「贅沢なだけではなく、大きく盛り上がっている様子」という意味です。
まとめ
今回は「豪奢」と「豪華」と「豪奢」は「暮らしぶりが贅沢」、「豪華」は「贅沢できらびやか」、「豪勢」は「贅沢で盛大」と覚えておきましょう。