この記事では、「足掛かり」と「手がかり」の違いを分かりやすく説明していきます。
「足掛かり」とは?
足掛かりとは、物事を始める時のきっかけや助けとなるものをいいます。
また、足掛かりは高いところに登る時などに足を掛けるところを指す場合もあります。
足場と呼ばれることもありますが、そこから転じて物事を始める際の助けとなるものを表すようになりました。
行動を起こす際のよりどころとなるものを表すこともあります。
「手がかり」とは?
手がかりとは、何らかの問題を解決するための糸口になるものをいいます。
手がかりは元々、山や岩などをよじ登る際に手をかけるところを指す言葉でした。
そこから転じて、次に起こす行動のよりどころになるものを表すようになります。
何かの事態が起こったり、問題が生じたりした時にそれを解決するための助けを表しています。
「足掛かり」と「手がかり」の違い
高いところに登る時などに足を掛けるところが足掛かりで、手をかけるところが手がかりです。
また、足掛かりも手がかりも何か行動する際のよりどころになるものを指しています。
足掛かりは物事をする場合のきっかけで、手がかりは問題を解決するための糸口になります。
「足掛かり」の例文
・『この業界で人脈を構築することがビジネスで成功するための足掛かりになる』
・『出世の足掛かりは思わぬところにあった』
・『シンガポールに出店したのを足掛かりに海外での出店を加速させた』
「手がかり」の例文
・『手がかりが全く見つからない謎の多い事件だ』
・『真犯人を突き止める重要な手がかりを見つけたかもしれない』
・『殺人事件を解決するには初動捜査で手がかりを見つけるのが一番重要だ』
まとめ
足掛かりは物事を始める時のきっかけや助けになるもので、手がかりは問題を解決するための糸口になるものです。
それから高いところに登る時などに足を掛けるところが足掛かりで、手を掛けるところは手がかりになります。