「貫通」と「穿通」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「貫通」と「穿通」の違いとは?違い

この記事では、「貫通」「穿通」の違いを分かりやすく説明していきます。

「貫通」とは?

端から端までつらぬきとおること、またはつらぬきとおすことを意味する言葉です。

物事を最後まで続けることや、筋道や意味が正しく通っていることも「貫通」と言います。

また、広く物事に通じていることや、万事に通じていることも「貫通」と表現することが可能です。


「穿通」とは?

突き刺さること、または突き刺さって貫通することを意味する言葉です。

消化管や心などの管腔臓器の壁に全層性の穴が開くことや、開いた状態も「穿孔」と言います。

また、消化管に穴が空いた場所が隣接する臓器や組織によって被覆されている場合は「穿通」と表現することが可能です。


「貫通」と「穿通」の違い

「貫通」「穿通」の違いを、分かりやすく解説します。

「貫通」「穿通」は似たような意味を持つ言葉ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。

「貫通」「ある物の中を貫いて通ること」「広く物事に通じていること」を表します。

その一方で、「穿通」「穴を開けて通すこと」「物事の本質を見抜くこと」を表します。

「貫通」の例文

・『彼の放った銃弾が、住宅の壁を貫通した』
・『肉に突き刺したナイフが、貫通してまな板に到達した』

「穿通」の例文

・『大きな山だが、トンネルが穿通している』
・『彼女は不思議な人間で、どうやら人の心を穿通する能力があるらしい』

まとめ

貫通」と「穿通」は似たような意味を持つ言葉ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。

「貫通」は、ある物の中を端から端まで通ること、または通すことを表す言葉です。

その一方で、「穿通」は、消化管や血管などの管腔臓器に全層性の穴が開くこと、または開いた状態を表す言葉です。

さらに、「穿通」は、消化管に穴が空いた場所が隣接する臓器や組織によって被覆された状態も意味します。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。

違い
違い比較辞典