「主体性」や「当事者意識」とは仕事する際に必要とされるものとして知られています。
この記事では、「主体性」と「当事者意識」の違いを分かりやすく説明していきます。
「主体性」とは?
「主体性」とは自分が関わることや未定の物事に対して自主的に行動することや判断することを表す言葉です。
「主体性」は何をすべきか決まっていない物事や仕事に対して責任を持って働きかける気持ちや態度を表す言葉であり、様々な仕事で重要視されます。
「主体性」の類義語には「自主性」がありますが、こちらは指示される前に自分から行動できることを表す言葉です。
「当事者意識」とは?
「当事者意識」とは物事や仕事、業務などに対して自分が関わっているという意識を持つことを表す言葉です。
この言葉に使われている「当事者」は事件や事柄に関わっている人を表す言葉であり、こちらは仕事や業務などにも使うことが可能です。
「当事者意識」という言葉の場合は基本的に仕事に対する責任感という意味で使われており、事件に関わっているという意味では使いません。
「主体性」と「当事者意識」の違い
この2つはどちらも物事や事柄に対して自分が関わっているという意識を表す言葉です。
「主体性」は自分が関わっているという意識を表す言葉であり、「当事者意識」は仕事に対して責任を持つことや積極的に関わろうとする意識を表す時に使います。
「主体性」の例文
・『その行動は主体性を欠いたものであり、全く誠意を感じられません』
・『最近の若者は主体性がないという批判が出てきましたが、それはまるで違います』
「当事者意識」の例文
・『この計画はしっかり当事者意識を持って取り組んでもらいたいと思います』
・『当事者意識に欠ける人はいつか現場で必ず事故を起こすと言われました』
まとめ
「主体性」は物事に対して自分が関わっているという意識を表す言葉であり、「当事者意識」は主に仕事に対して自分が関わっているという意識を表す時に使います。