「諦めムード」と「悲壮感」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「諦めムード」と「悲壮感」の違いとは?違い

この記事では、「諦めムード」「悲壮感」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「諦めムード」とは?

もう何をやっても無駄と感じる人が見せる様子を「諦めムード」【あきらめムード】といいます。

はっきり諦める前の段階を表す言葉であり、これ以上は頑張っても無駄と思って諦めようとする人の様子を表すのです。

使い方としては、「みな諦めムードになってしまった」といって、頑張っても良い結果にならないと思ってしまいます。

このように、やる気を失った人の雰囲気を表すのです。


「悲壮感」とは?

とても悲しい気持ちに包まれていても、気丈に人へ振る舞うことを「悲壮感」【ひそうかん】といいます。

使い方としては、「悲壮感が漂う男」といって、悲しそうにしていても前向きに突き進もうとする勇ましさが全身から漂う様子が伝わってくるのです。

元々悲しいと感じる中にも勇ましく行動する人の気持ちを表します。

そこに自分の思いを表す「感」を掛け合わせた言葉になるわけです。


「諦めムード」と「悲壮感」の違い

ここでは「諦めムード」「悲壮感」の違いを、分かりやすく解説します。

いくら頑張っても無駄だろうと感じる人から出る気持ちが雰囲気に出るとき使うのが「諦めムード」です。

何をやってもうまく事が進まないと思う人に見られる様子を表します。

もう一方の「悲壮感」は悲しいと強く感じる中でも、前向きに勇ましく行動しようとする人の動きを表す言葉です。

それも、力強く前進するために悲しい気持ちがあるように見えません。

それほど自分を奮い立たせて前進する様を伝える言葉です。

「諦めムード」の例文

・『研究結果に進展がないので、開発部門には諦めムードが漂う』
・『若い男性の間に結婚は現実にならないと諦めムードが漂う』

「悲壮感」の例文

・『悲壮感に襲われる弟が健気に立ち振る舞う』
・『悲壮感に包まれる姉が気丈にも行動する』

まとめ

悲しい気持ちが出る様を表す言葉ではありますが、どのような雰囲気が漂うのか人の様子を見てみるのも学べる方法となるでしょう。

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