この記事では、「問題視」と「疑問に思う」の違いを分かりやすく説明していきます。
「問題視」とは?
ある事柄について、問題があると考えることです。
問題視するときは、その事柄が正しいかどうかだけでなく、社会的に良いか悪いか、望ましいか望ましくないか、などの観点から判断します。
問題視するときは、その事柄に対して批判的な態度をとります。
問題視するときは、その事柄を改善するための対策や解決策を求めます。
「疑問に思う」とは?
ある事柄について、本当かどうか、正しいかどうか、疑わしいと思うことです。
疑問に思うときは、その事柄が社会的に良いか悪いか、望ましいか望ましくないか、などの観点からは判断しません。
疑問に思うときは、その事柄に対して中立的な態度をとります。
疑問に思うときは、その事柄を確かめるための根拠や証拠を求めます。
「問題視」と「疑問に思う」の違い
「問題視」と「疑問に思う」の違いを、分かりやすく解説します。
「問題視」とは、問題として注目することです。
何かが正しくないと感じたり、改善すべきと考えたりするときに使います。
その一方で、「疑問に思う」とは、本当か正しいかどうか疑わしいという考えを持つことです。
何かが不明確だったり、納得できなかったりするときに使います。
つまり、「問題視」と「疑問に思う」の違いは、前者は問題があると断定しているのに対し、後者は問題があるかどうか確信がないという点だと挙げられます。
「問題視」の例文
・『環境保護団体は、森林伐採やエアコンの乱用を問題視して、抗議活動を実施しています』
・『彼女は、自分の体型に問題視しているようです』
「疑問に思う」の例文
・『彼は、彼女の言っていることが本当かどうか疑問に思うよ』
・『あなたは、自分の能力に疑問に思うことはありませんか?』
まとめ
「問題視」は、何かが問題であると見なすことを表します。
その一方で、「疑問に思う」は、何かが不明確であると感じることを表します。
それぞれの言葉を正しく使い分けるようにしましょう。